Day913 行き詰まってるのは渋滞のせいだけじゃない

Day913 2016.5.9 ミルウォーキー３日目〜シカゴ

これから向かうシカゴは雨の予報だ。

今、居るミルウォーキーの空も見渡す限り厚い雲が覆っていて、このかろうじて保っている均衡が崩れるまで時間の問題といった様子だ。

身支度を整えて、シカゴへ向かってハンドルを握った。

シカゴまでは約150km。

時間でいったら２時間ほどの距離なのだけど、残念なコトにハイウェイは混雑していて、思うように進まなかった。

たくさんの並んだ赤い粒の数をイライラしながら数えている内にフロントガラスにポツポツと雨粒が叩きつけられた。

解消されない長い列、気分の晴れない空模様に車内はうんざりしていた。

思うように進まない日。

こんな日もあるだろうと納得したかったが、そんな簡単なものでも無かった。

このアメリカ横断で初めて上手くいかない日だったかもしれない。

結局、シカゴの街中に着く前にすべてのやる気は吹き飛んでいた。

欲しいものが手に入らない。

車中泊に向いていそうだと思っていたガソリンスタンドも小さく、それに向いていない…など、細かいコトを挙げればキリがない程に今日は全てが上手く回らなかった。

車中泊の予定だったけれど、結局宿を取って泊まるコトにした。

こんな日もあるだろう。

そう流したい気持ちでたくさんだったけれど、長い目で見れば、オレの状況と変わらないのかもしれない。

予定を立てても上手くいかない。

頑張ってみても、結果が出ない。

その結果が出なければ、結局周りから見れば何もしてないのと変わらない。

世の中、所詮結果主義だからな。

路上とネットとアイデアで稼いでいくと豪語してはいるものの、何とか生活は出来ているけど、他と比べられれば大したコトはない。

自分の中の目標が高いのかもしれない。

けれど、決して高くはない。

ふと俯瞰的に見てみても、そう思う。

自分の言葉を思い返しても、聞いてる人、その人自身と比べられた時に果たして胸を張れるか…

オレは口だけの野郎にはなりたくない。

今の現状を不満に思うコトは多くはない。

けれど、自分の口から吐き出した以上は、みっともない状況に自分を追いやりたくない。

そう思う。

そう思える内は、まだ自分の中の火が消えてない証拠だと思う。

そう思いたい。

この火を絶やさないように、もう少し自分に喝を入れようと思う。

何よりも自分自身が悔しい。

ケツに火が付かなければどうしようもないというのなら自分でケツに火をつけよう。

自分自身が納得したいだけだ。

そのためにやるだけ、やってやろう。

To Be Continued →

今日の移動距離…30.7マイル(49.12km)