Day46 クリスマスはアウシュヴィッツ収容所へ。。

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Day46 2013.12.24 クラクフ


今日はとある所へ行くために早く起きた。

8:00には仕度を終わらせ、宿の朝食を軽く食べ、チェックアウトをしにカウンターへ行った。

夜まで荷物を置かせてくれるよう頼んだ。


「すまないが、11:00には宿を閉めるから無理だ。すまん。」

ん…??

「どういうコト??」

「今日と明日はクリスマスだから、宿自体閉めて休みになるんだ。」


道理でガラガラのハズの宿がBooking.comで満室になってるワケだ。


困ったな…


今日1日の計画が既に崩れたじゃないか。


8:30に宿を出て、電車に乗り、11:00過ぎに現地へ到着。

17:00過ぎにクラクフに戻ってきてギターを取って、路上を開始。
クリスマス特需でガッポガポ!!


一番最初でつまずいたんだけど。。


計画が一瞬にして崩壊した。


慌てて新しく目星を付けていた宿を予約して、Intoro Hostelを後にした。



駅とは反対方向に1km以上歩く。

あぁ、これだから計画を立てるとロクなコトが無いんだ…


新しい宿、Hostel B movieに荷物を置かせてもらう。


ついでにお腹の調子が良くなかったので、トイレを貸してくれるよう頼むとスタッフの姉ちゃんからまさかの一言が放たれた。



「だが断る。」




ウソだろ…


ドコか近くのレストランに行けだと……??


この時点で9:30。

電車に乗れば、トイレがあるだろう。
とにかく駅に向かおう。

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駅に着き、目的地までのチケットを購入する。

往復で19ズウォティ。

手持ちが無かったので、カードを出すとまさかの発言を耳にした。



「だが断る。」




ウソだろ…


しかも受付のババア、すげえ機嫌悪くなって文房具とか投げたりし出すし。

カンベンしてくれよ…

片道分の9.5ズウォティはあったので片道だけ購入。


何とかなるだろう…
いや、何とかしよう。



電車の時間は10:19。

まだ30分はあったので、駅のトイレに行こうとするも1ズウォティ。


ヨーロッパってトイレは入るのにお金かかるトコ多いよなぁ。
何だか生理現象を否定されてるみたいで、行きてるコトを拒絶されてるように感じてしまうんだけど。。


なので、パス。


大体、こういう時は抜け道があって、駅に隣接しているデパートのトイレが無料だったりするんだよな。

んで、大体3階くらいにあるんだよね。
ホラ、あった。


げ…オバちゃんが立ってる。
上手くスルー出来れば…


行きはOK。
お腹も限界が来ていたので良かった。


帰りも上手くね…


「ん、何でしょう…??」

手の平を上に向け、コチラに差し出すオバちゃん。

「ハハハ…このまま行かせてくれたりね…イイよね…??」

無言でコチラを見つめるオバちゃん。

「その…お金ですか??」

「yes,yes,yes」




うわぁぁぁ、そこは断ってくれよぉぉ!!!!




仕方なく1ズウォティ支払う。

うぅ、何だか負けたような気分だなぁ。。

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そうこうしていると電車の時間になったので、ホームへ。

え…めっちゃキレイじゃん!

トイレもキレイだし、何でココまでガマン出来なかったんだ!


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2時間、電車に揺られOświęcim(オシフィエンチム)へ。

目的地まで駅から真っ直ぐ1km歩くとたどり着いた。

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目印がちょこちょこ出ている

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アウシュビッツ収容所だ。


ココもマストで訪れなければならない場所だろう。

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何が悲しくってクリスマスイヴに1人でこんな場所へ来たのかって??

うっさい、放っとけやい!

どーせこの記事がアップされる頃にゃ2014年になってるし、パツキンのチャンネーとデートでもしてんだろーよ!!気にしてないもんねー!!

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冗談はさておき、25日は閉館。
12/15〜2月半ばまでは15:00までというコトで急いで来たのだ。


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今まで学校やTVで教えられてきた、見てきた場所を実際に自分の目で見て肌で感じたら、どう思うのか。

今日はガイドツアーではなく、個人で5ズウォティで購入したガイドブックを片手に見て回るコトにした。

最初、ガイドブック無しで回ろうと思ったが、どれがどの建物なのかすら分からなかったので、入り口まで戻って購入した。


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順路を辿り、駆け足で見て回っても2時間はかかった。

教科車で見た、取り上げられたユダヤ人のカバンや靴、メガネ、人権そして命。

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自分が想像していたよりも何倍も大きかった。

教科書や先生の話を聞いて理解したつもりでも、そんなのはただの勘違いだった。

本当の理解というのは、自分の目で見て肌で感じて、やっと理解出来るものなんだ。

俺も今回こうやって現場に来たけれど、実際の状況下にいたワケじゃない。


心で理解するコトなんて、簡単には出来ないなと思った。


ガラスの向こう側にあるカバンや靴が、どれ程遠くに感じたか…
ガラスの壁が、どれ程分厚く感じたか…


そして、そのガラスによって隔たれた靴やカバンがライトアップされてるのを見て、違和感を感じた。

すっかり、ただの博物館になっているように思えてしまった。

何だか無機質で、そこにあった”生”というモノが取り上げられ、ただの展示品に成り下がってしまっているように見えた。


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次に来る時は絶対に日本語の出来るガイドさんに付いてもらって、回ってみようと思った。
ココこそガイドさんに付いてもらうべき場所だ。

訪問の深みが何百倍も増すだろう。

そして、母国語というのが重要だ。
違ったニュアンスで間違った解釈をしないためにも母国語である日本語で話を聞くのが大事だと思う。


次回は子供や孫と訪れたい思える場所だった。


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駆け足で回ったのには、理由がある。

ココに訪れたなら、もう一カ所行かなければならない場所がある。


ビルケナウ収容所だ。


狭い列車に詰め込まれて、たどり着く場所。

コチラはオフィシエンチムから3km程離れているので、移動に時間がかかる。


14:10。

少しでも見られれば…

外に出ると14:30発の無料シャトルバスがあった。


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ドライバーに「閉館15:00らしいけど、間に合うの??」と聞いてみた。

「今日は16:0までだよ。」と言う。


その前に入り口のスタッフにも同じ質問をしたけど、スタッフも16:00までだと言っていた。

HPにもガイドブックにも15:00までって書いてあったんだけどなぁ。。


でも、いいか。
俺としてはラッキーだ。


バスに乗り込み、15分程で到着。


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うわ…思ってたより、全然大きい、広い!

こんなに歩き回れるかな…

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予想通り、1時間では足りないくらいだった。

コチラは建物が崩れていて、見るべき所は少なかったけど、足を運ぶべき場所だ。

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帰りもシャトルバスでオフィシエンチム収容所に戻り、駅まで歩いて行く。

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駅に到着するとチケットカウンターがすべて閉まっていた。



ウソ…これどうするの??



電車の中で買えるのかな?
買えなかったら、罰金パターンだよな…


困っているとカナダ人夫婦に話しかけられ、車内で買えると教えてもらった。

よかった…

車掌には「だが断る」なんて言わせねえよ!


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無事、車内でチケットを購入して2時間かけてクラクフへ。


18:40到着。

駅を出るとデパートの明かりが消えている。


ん…クリスマスマーケットの明かりも消えている。


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う、ウソだぁ……ハハッ、だってきょう はクリスマスイヴだよ!

それなのにクリスマスマーケットが閉まってるワケなんてあるワケが……



いやぁぁぁぁ、閉まってるぅぅぅぅ!!!!



俺のガポガポ、クリスマス特需はぁぁぁ!?!?



ポーランド来てから全然稼いでなくて、ドイツチェコで作ったお金どころか使ってはいけないシリーズから崩しているんですけどぉぉぉ……


いやいや、冷静になれ…

いつも通り素数を数えて落ち着くんだ…


メインスクエアの方が何倍も大きくて、人がたくさんいたじゃないか、そうだろ??


心なしか早足で向かっている自分がいた。



まだ19:00前だよな??

0:00過ぎてないよな??


ガオンッてやってないよな??

人差し指から流れる血の数で……


街の明かりが元気が無いように見える。
人通りも少ない。



まだ19:00前だよな??
思わずiPodを取り出して時間を確認するも、やはり時刻は19:00を過ぎてはいない。


思わぬモノが目に入った。


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マクドナルドが閉まっているだ…と……

マックが閉まってるなんて、数年前にド田舎で見た以来だぞ…


ようやくメインスクエアへ繋がる道路を通り抜け、旧市街のメインスクエアへ足を踏み入れた。

目に入ってきたのは、ほとんど明かりの点いていない広場だった。


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活気のあったであろう広場には、ほとんど人がおらず、屋台小屋の扉は虚しく閉められていた。

祭りの後の独特の雰囲気、熱気が湯気になり空を昇っていったような空気だけが、そこには残されていた。

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俺の計画が音を立ててキレイに崩れていった。



力を無くして、宿までトボトボ歩いて帰っていると、ふと気付いた。

スーパーもやってない。。

案の定、ドコもシャッターが下り、電気が消えていた。


朝少し食べただけ。

そんな事実に気付くと空腹感を覚えた。

宿でチェックインを済まし、ベッドで横になった。

To be continued→

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