Day43 2013.12.21 プラハ5日目
当初の予定では、今日宿を出る予定だったので、受付に行って、もう一泊したい旨を伝えた。
すると250コロナだと言われた。
何…値段が倍近く跳ね上がってるぞ…
確認すると「今日は土曜だから。」と言う。
う〜ん、困った。。
荷物を引っさげて、宿チェンジをするか…
「考えさせてくれ。ちょっと時間が欲しい。」と言って悩んでいると「特別よ、クリスマスプレゼントで137コロナにしてあげる。」と言ってくれたので、ココにもう一泊するコトにした。
手持ちが120コロナしかなかったので、後で払う約束をして部屋に戻った。
さて、今日は土曜日だ。
気合い入れてバスキングしに行くぞ!
その前にせっかくプラハ城の近くに泊まってるんだから、プラハ城にちょっと寄って行くか。
今日と明日、2回に分ければ見て回れるだろう。
宿の前の坂道を登り、プラハ城へ向かった。
巨大な2体の像に守られている門が見えた。
高台から見下ろす景色は圧巻だ。
街並がスゴくキレイだ。
門をくぐると聖ヴィート教会が出迎えてくれた。
デカい…!!
圧倒的な存在感。
インフォに地図を取りに行くと張り紙が貼ってあった。
“12/22 聖ヴィート教会 CLOSED”
何、今日行っておかなきゃ!!
今日来といて良かった。
チケットを買いにカウンターへ。
250コロナ。
高ッ!!
カードで購入。
チケットを手に入れ、いざ教会へ。
あれ…チケット無くても入れるコトは入れるのね。
チケット無しで入れるのは手前の部分のちょっとしたスペースのみ。
チケットをかざし、改札を通ると色とりどりのステンドグラスや彫刻があった。
こりゃ、スゴい…
教会を出て、旧市街のいつもの広場へ向かった。
いつもより早く到着したにも関わらず、既にパフォーマーがたくさんいて、演奏出来る場所が無かった。
あまり良いとは言えないが空いたスペースを見つけたので、準備を始めようろすると明らかに様子のおかしい女が話しかけてきた。
目は完全にイッちゃってるし、口からは泡を吹いている…
ずっとワケの分からないコトを言ってきて、全然演奏出来なかったので、仕方なく移動。
13:00を過ぎたので、交代を頼んでおいた場所へ行くが、全然交代する素振りも見せない。
ちゃんと約束したんだけどなぁ…
スペースはあるから隣でやってしまおうか。。
悩んでいるとココの広場を仕切っているという男が現れた。
片手にはビールを持ち、明らかにカタギでは無さそうな風貌をしている。
「ココでのバスキングは御法度だぜ。彼らがやってるからな。何か困ってんのかい??」
交代を頼んでおいたコトなど事情を説明する。
「そういうコトか。15:00〜ならココが空くけど、ステージでプログラムが始まるからな…マイクなしでやってんのか??キツいな。マイクがあればPAセットも貸してやるんだけどな…そうだ、この通りを真っ直ぐ行くとちょっとした広場があるから、そこならスペースがあるかもな…まぁ、頑張ってくれ!」
そう矢継ぎ早に言って、男は去って行った。
せっかく人で溢れ返っているのに何もしないなんてもったいない。
別の場所に移動してみよう。
教えてもらった広場を目指して道を進んだ。
広場に行ってみるとペルーの音楽が鳴り響いていた。
スピーカーをガンガン使っていて、とても近くじゃ演奏出来ない。
広場を通り抜けるとショッピングセンターがあった。
きっとココもすぐに警備員が来て止められるんだろうなぁ。。
止められたらやめればイイか。
演奏開始。
職業支援か何かで雑誌を売って歩いてる、太った歯の無いおっさんがバカにしてきてイラッとした。
それを見ていたホームレス風のおじさんが近寄ってきて、「お前の歌はグッドだぞ。」と慰めてくれた。
それから4時間半ぶっ続けでやった。
ホームレス風のおじさんも途中からコーラスで参加してくれた(笑)
チェコ人の男女2人が「お腹空いてる??」と話しかけてくれて、「残り物で申し訳ないけど、良かったら食べて。」と言って、ちゃんとお皿に盛られたチキンとチャーハンを持ってきてくれた。
何も食べてなかったので、ありがたい。
ゴハンを食べながら旅の話をした。
途中、別のチェコ人の女の子が来て「来年から日本へ留学しに行くの。」と嬉しそうに話しかけてくれた。
法政大学に交換留学へ行くらしい。
日本に興味を持ってくれるって嬉しいな。
一旦、その場を離れてチェコの伝統的なおかしを持ってきてくれた。
わざわざ、ありがとう!
2人組も人生を楽しんでるようで楽しそうだった。
「ステキな旅を。」と言って、マリファナをくゆらせながら去って行った。
あぁ、今日はもう店仕舞いだな。
声がもう出なくなってきた。
今日でチェコも最後か。
やっぱ、あのブドバーを最後に飲んでおきたいな。
今日も“ウ・メドヴィク”へ。
やっぱり、ココのビールは最高だぁ!!うめぇぇぇ!!
昨日は選択ミスをしたので、今日はローストポークにしてみよう…
え…2切れだけ??
昨日との差!!
値段一緒なのに、何なの!この差!!
何を選んだら正解なんだ…
タクミさんと食べたヤツが1番美味しかったなぁ。
ビールもしっかり4杯も飲んでしまって、会計は305コロナ(¥1,525)。
会計の時に店員のおっちゃんに「ココのビールが世界一だよ!!」って言ったら、「ありがとう!キミは世界一の客だよ!」って返してくれた^^
大満足だ!
気分も良かったから、帰りにメインストリートに寄って、路上再開。
ちょうど、メインの所でやっていた人たちが片付けていたので、ココでやっていいか聞く。
「もう時間が遅いから、ケーサツに止められると思うよ。」とアドバイスをくれた。
「止められたら、やめるよ!ありがとう!」と言ってやり始める。
3曲唄って、ケーサツ登場。
それでも見ててくれた人たちが残念そうに声を掛けてくれた。
「もう終わりかよ!良かったら飲みに行こうぜ!カジノで勝ったから、おごってやるよ!」
無論、断る理由が無い。
近くのバーに入って、ビールとアブサンを頼む。
街中でアブサンの看板を良く見かけてたから、飲みたかったんだよね。
カジノで勝ったラッキーボーイ、名前は”マイク”。
元カノと待ち合わせしてるらしく、ヒマだったから声を掛けてくれたとのコトだ。
話も弾んで、「これから元カノの働いているバーに一緒に行くぞ!」と誘われ、付いていくコトに。
車に乗り込み、街の中心から車で15分くらいにあるクラブへ向かった。
「俺はこの後、元カノと”何か”あるかもしれないから、その時はタクシー呼んでくれよ!!」と嬉しそうに言ってくる。
というか、よく考えたら、飲酒運転じゃないか…
クラブの外装、内装は全部手作りらしく、オシャレでカッコ良かった!
男子はこういうの好きだよね。
元カノの仕事が終わるまで、飲んで待つ。
ここでもアブサンとテキーラをショットで飲んだ。
そして、泥酔。
アブサンにやられたな。。
To be continued→
Day43 プラハの街で泥酔
2013年11月から3万円とギターを持って世界一周の旅へ!!路上演奏とアイデアで稼ぎながらサバイバル!!知識と技術で生きていく!!をモットーに活動中!!
メディア出演や執筆のお仕事はコンタクトからご連絡ください!
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