Day41 2013.12.19 プラハ3日目〜クトナーホラ〜プラハ
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今日はクトナーホラへ行く。
そう決めていたので、早起きした。
クトナーホラと言えば教会なんだけど、何と言っても特筆すべきは…
ガイコツで出来ているというコト。
昔そこで過ごしていた修道士たちの骨を使って装飾されているんだとか。。
気にならないワケがないでしょう!!
じゃあ、早速行くぞーーー!!!
と意気込んだんだけど、バスルームが混み合っていたので、結局宿を出たのは11:00くらいになってしまった。
トラムに乗りたかったがトラムでの乗車券の買い方が分からなかったので、トラムで2つ先のメトロの駅まで歩いて向かった。
駅で乗車券を買おうとしたが、種類が多過ぎて、どれを買ったら良いかよく分からない。
安いチケットをテキトーに買って…と思ったが、ドイツでの罰金事件が頭を過る。
それにベルリンで会ったジーナちゃんもプラハで罰金に遭って容赦なかったと言ってたしな…慎重に選ばないと…
結局、30分以内の利用で24コロナ(¥120)の乗車券を購入。
セントラルステーションまでだから行けるだろう。
プラハのメトロも地下深くにあるようで、長いエスカレーターはロシアを思い出す。
セントラルステーションに到着。
クトナーホラまでのチケットを買う。
往復で205コロナ(¥1,025)。
電車の時間を聞くと「パーフェクトだ!12:00発があるよ!それに乗って行くんだ!3番ホームだ!気を付けて!」と陽気に答えるお兄さん。
時計を見ると11:53。
おぉ、ナイスタイミング!
しかし、ホームまで距離がある。
間に合うかな…
小走りで3番ホームへ向かう。
何とかギリギリで電車に乗り込むコトが出来た。
ふぅ…ココから1時間の小旅行だ。
クトナーホラに到着するとホームにツーリストインフォがあった。
中に入って、地図をもらおうとすると45コロナ(¥225)だと言うので、サッと背中を向けて外へ出た。
さて、どうするかな…
地図なしで新しい街という状況は、ドラクエやトルネコを思い出す。
自分の足で地図を作るか、お金で解決するか…
悩んでいると街の中心に行くバスがあったので、それに乗るコトにした。
12コロナ(¥60)。
街に行けば何とかなるだろう。
お得意の”何とかなるら精神”である。
30分かけてバスは街の中心にたどり着いた。
歩いてたら、結構かかっただろうな〜。。
街中にツーリストインフォがあったので、ダメもとで地図をもらえないか聞いてみると、あっさりくれた。
駅でわざわざ買う必要はないね。
クトナーホラに来た最大の目的、“セドレツ納骨堂”の場所を教えてもらうと、プラハから乗ってきた電車を降りた駅の近くだと言う。
あれ…やっちまった…
なぜか”駅で電車を乗り換えて1駅”というのを”バスで1本”と勘違いしてしまった。
まぁ、イイか。
ココも世界遺産に登録されているらしいし、グルッと回ってセドレツまで行こう。
インフォでオススメされたイタリア庭園、聖バーバーラ大聖堂の周り(入場料の60コロナを持ってなかったので入れなかった)や街並を見て、再びバスに乗ってセドレツへ。
セドレツ地区に到着。
おぉ、コレがウワサのセドレツ納骨堂か……!
60コロナ支払って、中に入る。
想像していたより、広くない空間に4万人分の骨が装飾されていた。
スゴい……
こんなにたくさんあると本物に見えない。
レプリカなんじゃないかな…
骨が骨に見えなくなってきた…
ゲシュタルト崩壊。
入ってから10分経つと「そろそろ閉めまっせ!」と声をかけられた。
「え、18:00までじゃないの??」
「16:00までだよ!」
本日2度目の勘違い。
楽しみにしていた骸骨教会は一瞬で終わってしまった。
もっとゆっくり見たかったなぁ。
でも、思ってたより狭かったし、十分見れた…かな?
そこから歩いて駅まで向かった。
電車に乗り、再び1時間の小旅行。
18:00過ぎにプラハに到着。
宿に戻ってギターを取り、路上しに行くには遅過ぎるなあ。
今日は観光dayにしちゃおう!
ネットでウワサの店に行ってみるコトにした。
“ウ・フレク”という店が有名らしく、アコーディオンの演奏と自家製ビールが売りらしい。
早速、出発。
地図を頼りに進むが、よく分からない。
近辺にたどり着くも見当たらないので、犬の散歩をしていたお兄さんを捕まえて教えてもらった。
「すぐそこだよ。あの時計の所さ。」
「ありがとう!有名な店なんでしょ??」
「いや、ツーリスト向けなだけで、ただ高いだけさ。俺だったら行かないね。」
まじか…
一気にテンションが下がったが、そこまで言うなら逆に行ってみようじゃないかとアマノジャク魂に火が付いた。
中に入るとちょうど1人で着ていた人と相席するコトになった。
全然しゃべらない人で何だか居づらいなぁ。
周りを見渡すと中国人の団体が数組、他の欧米人の団体もみんな地図を持っている。
兄さんの言う通り、観光客向けの店なんだなぁ。
こういう感じ、あんまり好きじゃないなぁ。
どちらかと言うと地元の人が集まるような所の方が好きだし、フラッと入っていけるような店がいいんだよな〜。
ウワサの自家製ビールも黒ビールの割に飲みやすいんだけど、個人的にはブドバーの方が好みだなぁ。
1杯59コロナ、約300円もするし。
う〜ん、2杯飲んで退散!
ウワサのアコーディオンの演奏も全然やってなくて、帰る頃にようやく始まったかな…って感じだった。
コレはタイミングの問題かな??
さて、気を取り直して、もう一軒。
お次は“ウ・ズラテーホ ティグラ”、通称“金の虎”へ行ってみた。
ココも有名なお店らしく、神のビールなんて言われたりもしてるらしい。
中に入ると立ち飲みをしている人もいるくらい混んでいた。
店員に話しかけても愛想もクソもなく「フル。」と一言発するのみ。
日本だったら、ココで引き下がるだろう…
しかし、この旅で身に付けた図々しさと独り身を上手く利用して、団体席の中に1つだけ空いてた席に座った。
もちろん、座っていいか団体客に確認して許可はもらったけどね!
無事に席を確保して、ビールを待つ。
ココのお店では選択肢など存在しない。
席に座ったら、問答無用でビールがやってくる…ハズ……
なかなか来ない。
声をかけて、ようやくやってきたビール。
どれどれ…う〜ん、美味い!
ピルスナーウルケル。
かなり強めの苦みが残るビールだ。
グラスが空くと、またもや問答無用でやってくるビール。
隣にいた”カメル”という青年が話しかけてくる。
地元に人間と絡めるってイイね。面白い。
その隣にいた友人の”クバ”も陽気に絡んでくる。
俺のコト21才だと思ったらしい。
良いヤツらだ(笑)
生まれてこのかた、97%は実年齢より上に見られてきたから、素直に嬉しいぜ!
実年齢を言ったら、驚いてたなぁ。
でもね、彼らの年齢を聞いて驚いたのはこっちの方だよ。
17才だってさ!
てか、17才でビール飲んでイイのか??
チェコでは合法なの??
昼間は路上でシャブやってる連中もいるし、不思議な国だよ。まったく。
酔っぱらったカメルとクバは下ネタをガンガン飛ばしてくる。
俺も嫌いじゃないので乗っかるが、若さが溢れてるなぁ。。
クバなんて酔っぱらい過ぎて、何回も俺のほっぺたにチューしてくるし(笑)
楽しい時間を過ごせました!
しかし、会計の時に問題発生。
クレジットカードが使えないと言う。
えぇ…手持ちのコロナ、もうほとんど無いよ…
3杯飲んで120コロナ(¥600)の会計。
ユーロで払えるかと聞くと出来るが1ユーロ=20コロナ(¥100)換算だと言う。
それはボリ過ぎじゃないか…??
正規の両替で1ユーロ=27コロナが妥当なラインなのに。
お互いに頑として譲らない。
見かねたカメルの親戚のおじさんが10ユーロ=250コロナで換金してくれると言うので、お願いした。
危なかったぜ。。
10ユーロ持ってて良かった。
おじさん、ありがとう!
換金してもらったお金から150コロナ渡すと、お釣りを投げて返してきて20コロナコインが何処かへ飛んで行った。
ブチッ………
頭の中で何かが切れる音がした。
“テメェ…この野郎…人様に金を投げるたぁ、どういう教育受けてきてんじゃ、ボケェ!!このクソ親父、イイ年こきやがって…”
イスをぶん投げて、ブチギレる自分が即座にイメージ出来てしまった…
イカンイカン…これでキレたら、また失うモノが出来てしまう。
何のためにこの旅に出て、どさ回りをしてるんだ…
必死に耐え、ちょびっと手荒にイスを引き、20コロナを探す。
地面に這いつくばる形になったので、乞食を連想してしまったのが、すごく悔しい。。
見かねた隣にいたおじさんが20コロナをさっと差し出してくれた。
せっかく楽しくのんでいたのが台無しだ。
クソ店員め…!
良い物を出していてもサービスがマイナスだと意味がないというのがよく分かった。
2度と行くかボケッ!!
コイツがクソ親父。
こういった店を載せているトリップアドバイザーの信用もなくなったかな…
結局、ぐるなびやホットペッパーみたいに掲載料もらって載せてるんだろう。。
あぁ、胸くそ悪い。
こういった後味の悪い飲みは大嫌いだ。
どこかで飲み直そうと思うも、なかなかイイ店がなく、昨日行った宿の近くにあるバーに寄った。
店員さんも覚えててくれて、話しかけてくれた。
今日は楽団がいて、盛り上がっていた。
地元の人たちが集まって飲みながら音楽を楽しんでいる。
みんな笑顔だ。
とても居心地がよく、心が洗われるような気がした。
1杯だけ注文して、しばしローカルな雰囲気に溶け込ませてもらった。
To be continued→
Day41 骸骨で出来た教会!?
2013年11月から3万円とギターを持って世界一周の旅へ!!路上演奏とアイデアで稼ぎながらサバイバル!!知識と技術で生きていく!!をモットーに活動中!!
メディア出演や執筆のお仕事はコンタクトからご連絡ください!
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