Day358 2014.11.1 ミュンヘン30日目
昨日の疲労が若干否めず、ゆっくり支度をして路上に向かった。
昨日ハシャぎ過ぎたかな〜。。
そうでもないよな〜。。
ただの寝不足かな。
今日は土曜日だけど、パーミッションが無いので、のんびりとタール地区でやるコトに。
う〜ん…どうも元気が出ない。。
路上ポイントに着くも、なかなかギターを持ち上げる気力が湧いてこない。。
むむむ…体力は回復してるんだけど、気力が…
やるぞ、オレ!!
何とか自分のケツを叩いて、立ち上がる。
こんな状態で無理矢理唄って、イイ演奏が出来るのか。。
少しテンション抑えめでやってみるか。
いつもよりテンポを落として、スローペースで夕暮れ時の雰囲気に合わせて唄ってみた。
すると1曲目からチップが入る。
ありがとうございます。。
そんな調子で続けるが反応は悪く無い。
しんみりと…だけど力強く。。
20:30を過ぎた頃に教会の中から出てきた男性に「教会の中でコンペティションをやっているから移動出来ないか?」と言われてしまったので、移動。
あと1時間やったら引き上げよう。
移動すると昨日も演奏を見てくれていた2人組の若者がやってきてくれた。
今日もじっくりと演奏を聞いてくれる。
気は抜けんな。
一通りレパートリーを終えた所で話しかけてみた。
「あまり曲数が多くなくて同じ曲何回も聞かせてごめんね。」
「そんなことないよ!素晴らしい歌と演奏だから何回も聞いちゃうよ!そうだ、このノートにサインしてよ!」
「このノートに有名なアーティストのサインを集めるんだって。その第一号さ!」
「有名なアーティストじゃないのにイイのかい??」
「もちろん!これからなるさ!」
手渡されたACDCのノートにサインした。
何だか照れくさいな。
ロックスターとして堂々と書ける日が来るように頑張るぜ!!
その後、演奏をしていると台湾人(?)のグループに声を掛けられ、X JAPANのForever Loveのリクエストをもらった。
アカペラでイイから唄ってくれと言うので、唄った。
久しぶりに唄うな、この曲。
そう思いながら、歌の世界に入り込んで唄った。
もう独りで歩けない 時代の風が強過ぎて
あぁ、傷つくことなんて 慣れたはずだけど今は…
あぁ、全てが終わればいい 終わりのないこの夜に
あぁ、失うものなんて 何も無い 貴方だけ
唄い終わり、目を開けるとそこには、たくさんの人が足を止めてくれていた。
失うものなんて何も無い。
だけど、目の前にはこうして、俺の歌を聞いて応援してくれる人が居る。
今はそれだけでも十分なのかな。.
いつだって俺は独り。孤独を感じてきた。
だけど、きっと俺は独りじゃないんだろうな。
独りだと感じても歩いて、前に進まなくては。。
いつの間にか22:00を過ぎていたので、引き上げ。
今日のあがりは4時間半で64.84ユーロ。
パーミッションがあれば、倍くらいイケたのかな??
でも、今日は気分も乗ってなかったし、この立地でこのあがりなら良しとしておこう。
たくさんの人に元気をもらった。
さて、今夜どうするかな??
昨日、サンドロに連れて行ってもらった”Backstage”に行ってみようかな??
でも、昨日話した人たちは、みんな今日行かないって言ってたしなぁ。。
まぁ、昨日の入場リストバンド付けてればエントランスフリーだし、ビール1ユーロだし行くだけ行ってみるか。
一旦、家に戻り荷物を置いて、Backstageへ。
むむ…何だか昨日とは入る場所が変わってる。。
荷物チェックをされて、中へ。
あれ…昨日開いてたブースが閉まってて、2部屋しかやってない…
人も全然居ない。。
こりゃ、みんなが来ないって言ってた理由が分かったわ。。
まぁ、来たからにはビールでも飲んで行くかと思い、バーカウンターへ行きビールを注文。
「3.5ユーロね!」
げ、値上がってる…!!
まぁ、飲まんワケにはいかん。。
3.5ユーロお支払い。
察するに昨日は大きなパーティーだったんだろうなぁ。
ハロウィンだったし。
今日は仮装してる人も居ないし、みんな家で二日酔い対策してるんだろう。
まぁ、何にせよメタルが流れてて良かったわ。
壁沿いのベンチに腰掛けて爆音に身を委ねていると2人組の兄ちゃんに声を掛けられた。
「1人かい??」
「そうなんだ。今日は1人なんだよ。」
「そうか、じゃあ今日は俺たちとパーティーだ!!」
こういう絡み最高っす!!あざーす!!
ルーカスとアネス。
そこに女の子2人もやって来て、一緒に踊る。
踊る。
踊る。。
踊る。。。
踊る。。。。
踊る。。。。。
もはやカオス。
会場内にRAMMSTEINが流れると会場のボルテージはマックスに!!
さすがドイツ!!
一体感がハンパ無い!!笑
俺も曲に合わせて唄ってると、周りの人たちがこのアジア人RAMMSTEIN知ってるのか!!みたいな感じで超絶盛り上がった。
いやぁ、ホントテンション上がる!!
ルーカスたちと一緒に盛り上がってたら、あっという間に時間は過ぎて4:00近くに。
近くに居たおっちゃんが俺の肩に乗れ!!と肩車されるコトに。
まぁ、メタルの会場なら何ら不思議なこたぁございやせん。
おっちゃんの肩の上に乗り、おっちゃんとウォ〜!!とやってるとおっちゃんがバランスを崩して、倒れかけた。
周りの人が支えてくれたから、落ちるコトは無かったんだけど、そこにやって来たのがセキュリティ。
「オイ、お前ら出てけ!!退場だ!!」
お〜の〜マジかよ。。
肩車したおっちゃんが猛抗議。
ドイツ語なので、内容分からず。
でも、めっちゃ抗議してる。
するとセキュリティのおっさんが興奮しだした。
「他のセキュリティを呼ぶぞ!!」(たぶん、そんな感じ)
すぐに3人のセキュリティが飛んできた。
おっちゃんをつまみ出す。
どさくさに紛れて、残れないかな〜と思ってたけど、しっかりマークされてました。。
「残念だね。今日は引き上げだよ。また遊ぼう!」ルーカスがそう言ってくれた。
「あぁ、残念だけど行くよ。」
セキュリティにくっついて会場を後にした。
セキュリティのガタイのイイ兄ちゃんに聞いてみた。
「何で出なきゃいけないの??」
「う〜ん…俺も呼ばれて来ただけだから、分かんないんだよね。ゴメンね。」
「あぁ、イイよ。ちょうど、そろそろ帰らなきゃいけない時間だし。」
まぁ、明日もあるし帰宅しますか。
どのタイミングでルーカスたちに帰るって伝えるかな〜と思ってたトコだから、まぁ良いタイミングだったか。。
外に出ると肩車のおっちゃんが居た。
「ヒザ…やっちまったわ。。俺、ヒザ壊してるんだよね。」
そんなんだったら、肩車とかムチャすんなよ!!笑
To Be Continued →
ビール…10.5ユーロ
ケバブ…4ユーロ
雑費…6ユーロ
合計…20.5ユーロ
Day358 今度はクラブ出禁。。
2013年11月から3万円とギターを持って世界一周の旅へ!!路上演奏とアイデアで稼ぎながらサバイバル!!知識と技術で生きていく!!をモットーに活動中!!
メディア出演や執筆のお仕事はコンタクトからご連絡ください!
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