Day299 2014.9.3 浜松
今日は一変して冗談無しかな…??
書いてる内に変わるかもだけど…笑
先日、母からメールが着ました。
『韓国から帰ってきて、無事名古屋着いたよ。これから浜松帰る。29年ぶりの飛行機だったよ。』
無事、韓国行って帰ってこれたようで何より。
まぁ、たまには海外遊び行ってきなよ!と焚き付けたのは、俺なんだけどねf^_^;
『韓国は楽しめた??』
『今日は綾佑(りょうすけ)の命日だったね。お母さん、贅沢しちゃいました。』
そっか…すっかり忘れてしまっていたけど、今日は綾佑の命日だったか。。
綾佑、俺の2つ下の弟。
俺に弟が居たなんて、知ってた??
知らないよね。
知ってるのは幼馴染くらいかな。
実は俺、兄貴なんだよ。
自分でも、そんな実感無いんだけど…
綾佑がこの世を去ったのは20年以上前の話。
実際、俺の中の綾佑の記憶って、ほとんど無いんだ。
ふざけてるよな。
俺が3つか4つの時に居なくなっちまったもんだからさ。
覚えてる記憶ってのも朧げなんだ。
その時分だから覚えてるのも、自分でも良く分かんないんだけどさ、兄貴面したかったのか、ただでさえ小ちゃな身体で、もっと小ちゃな弟抱っこしてさ、抱えきれないで落っことしちまってさ。
見てた母親はヒヤッとしてだろうな。
それが原因で死んだってコトは無いよな??
そうじゃないコトを願うよ…
覚えてるって言っても、そのくらいなもんでさ、次に覚えてるのは、もう仏壇の中だよ。
毎朝母親がさ、チンチーンって鳴らした後にドナルドダックの人形にキスするんだわ。
来る日も来る日も毎日ね。
その間にさ、俺は小学校1年生だったのが6年生になってさ。
親は離婚して、家変わっても、毎朝のそれは変わんないの。
仏壇の脇に置かれてる綾佑の写真も。
ずっと赤ん坊のまま。
母さんが毎日、手合わせてんのに、俺ったら線香あげるの数えたくらいしか無いからね。
何だか違和感があったからさ。
朧げに記憶はあるものの、本当に弟が居たのか分かんなくなっちゃってさ、その行為に意味はあるのかって。
親がやってるからやる。
それじゃ意味無いと思ってた。
まぁ、何言っても、今考えれば逃げてたんだよな。
全くダメな兄貴だ。。
生きようと思ってもよう、生きられないヤツが居るってのに、俺は何回も死のうとしたよ。
いつからだろうな…物心ついた頃には壁に頭打ち付けてたっけ。
今、思えば馬鹿なコトばっかしたけどよ、飛び降りた時も頭蓋骨にヒビ入っただけで、ダメだったっけ。
その内、死のうと思っても死ねないから考えるの止めたんだよな。
生きたくても生きれなかったお前の分まで、俺が生きて頑張るよ!…なんて、大それたコトを言うつもりは全く無いんだけどさ、申し訳無いけど。
俺は、飛んで失敗した時に1回死んだと思うコトにしたんだよ。
助かっちまった命ってのも大袈裟だけど、まだ俺に何かやれって言ってるような気もしたんだよ。
どうせ捨てる命なら、何かに挑戦して捨ててみろ!って。
無駄にするなら、何かしてみろ!って。
1回死んだなら、もう怖いもんなんか無いだろって思えるしね。
それに、あの時に戻れれば…って話をよく聞くけど、俺は今”あの時”に戻ったんだ!って考えればさ、たくさんやれるコト増えるじゃん。
この話はちょっと難しいから、また今度。
弟はさ、心臓病でダメんなっちゃったんだけど、イギリスに行った時にさ、治験受けようとして健康診断受けて失格受けた時はビックリしたっけ。
だって、『心電図に異常あり』だったんだもん。
やべぇ、親に伝えれねぇ…って思ったっけ。
医者も日常生活に支障は無いと思うんで…とか言ってたけど、こっちには事情があるからさ、心配になったよ。
何だが書いてて、湿っぽくっつーの??なっちまったなー。
何で今日こんな話書こうと思ったかって言うと、何となくね…笑
うそうそ!笑
今まで、旅に出る前って自分の不幸話ってしたくなかったんだ。
周りに不幸話をエサに私可哀想でしょ?アピールしてるヤツが多くて、サブイボ立ってたワケ。
でもさ、そういうヤツは、そういうヤツで不幸、マイナスをプラスにしてるからイイんじゃないかって思えるようになったんだよね。
というか、何よりも自分の弱味を見せるような気がしたから、弟の話するのがイヤだったのかも。
でも、前の記事にも書いたように弱味ってのは、晒しちゃえば弱味じゃなくなると思うんだよね。
この旅に出てから、そう思うようになった。
鎧ばっか着込んで、常に戦闘態勢だった日本に居た時の自分。
それに比べて裸同然で立ち向かって、ダメなものはダメ!とバッサリ切られた時の爽快感と言ったら…
死んだ弟の話なんて、引っ張り出してきて、後で後悔するかもしれないけど…
後悔って、何だろ??
でも、弟が居た事実を隠すコトの意味が分かんないし、事実は事実なんだから、知られてもいっかと思う今時分。
生きたくても生きれなかった弟が居て、死にたくても死ねない兄貴が居る。
その兄貴は、世界をフラフラと放浪して…
世の中にこんなにも不平等なコトあるのかよ!
と思いながらも、これが現実。
お前が生きてたら、たくさんケンカもしただろうし、仲良く酒飲みながらくだらない話も出来ただろうな…
幼馴染にみんな弟、妹が居て羨ましかったっけ。
お前が居たらな…
でも、お前はもう俺の見えるトコには居ない。
俺には見えないかもしれないけどよ、お前には見えるんだろ??
綾佑よ、兄貴は悪いが自分の人生を歩むぞ!
お前の分まで生きてやれるかは分からん!
だがな、俺は俺の納得する人生を進む!
物作りに、一つ一つの記事に写真に作品に魂を込めて!エネルギーを、命を削って作りあげるぞ!
俺の作品に文句を言うヤツは許さん!
そしてな、俺は周りがやろうやろうと二の足三の足踏んでいるコトを平然とやってのけてやる!
お前が面白い!って思う世界を見せてやるから、いつでも、いつまでも付いてこい!
俺はブラコンじゃないから、たまにしか思い出してやんねーけど!
おし!次の目標はデッカいぞ‼︎
生半可な気持ちじゃ、俺までお前のトコに行くコトになるからな!
気合い入れてくぞ、コノヤロー‼︎
兄貴が踏ん張ってやっから、黙って指咥えて俺に付いてこいッ‼︎
俺の生き様見せてやっから、面白いって思わせてやっから、見てろよ!
To Be Continued →
Day299 弟の命日
2013年11月から3万円とギターを持って世界一周の旅へ!!路上演奏とアイデアで稼ぎながらサバイバル!!知識と技術で生きていく!!をモットーに活動中!!
メディア出演や執筆のお仕事はコンタクトからご連絡ください!
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