Day202 俺のカッパドキア〜前編〜

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Day202 2014.5.29 ギョレメ2日目 


4:30のアラームで起床。


アラーム無しで絶対起きれると豪語していた姉さんは、あられも無い姿で寝ている。


「起きてください〜‼︎サンライズ見に行きますよ!」

「明日でええや〜ん。やっけんももう一泊していき〜。」ブッ

「しません!今日、イスタンブール戻ります!」

「もう、ゆっくりしていきなよ〜!」プ

「今、ゆっくりしたら、何しに来たかわかりません!早く起きて!」



2人を起こして、外へ出る。


「あ、明るいやん…」プスぅ

「何テンション低くなってるんすか!ほらー!早く行きましょう!」


空は明るかったけど、まだ太陽は昇っていない。

急げば、まだ間に合うだろう。


昨日、宿のオーナーのアリさんに教えてもらったビューポイントを目指して歩いてると建物の影から巨大な気球が現れた。


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「うぉッ、すげぇッ‼︎」

「最初トルコ、イマイチとか言うてた割りには、何やかんやでテンション上がっとるやんか。」ブッ

「あんなもの見たらテンション上がりますよー!」


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「ひゃへー‼︎犬ッ犬ッ‼︎」ププ

「ホントだ!きったねー犬だな!」


毛がボソボソになった野良犬がいつの間にか付いてきていた。


「あへー、犬ダメなんだよね、私…」プ

「犬イイじゃないですか。カワイイですよ。こいつ絶対頭悪いけど。」


バスやトラクターが通る度に全力で追いかけて吠えている。


何度も轢かれそうになるのに、車が通る度に追いかける。


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結構、離れたかと思えば、わざわざ戻ってきて、寄り添うように近付いてくる。


何だか次第に愛着が湧いてきて、ワンチェンと呼ぶようになった。


「ワンチェン行くぞ!」と言うとちゃんと付いてくる。


なかなか可愛いヤツだ。


「やっけん、すっかり飼い主になっとるやん。」ブッ

「どーせ、コイツも俺の体だけエサが目当てですよ。」


しばらく歩き続けると気球の発着場に着いた。



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「すげー数の気球やな!」ブッ

「すげー!乗ってみたいな〜。でも、安くても100ユーロ(14,000円)かぁ。」

「トルコだけの旅行なら乗ってもいいんだけどねー!」プ


貧乏人は地を這いつくばって生きていきますよ。




太陽が山の端から顔を出し始めた。

ビューポイントらしからぬビューポイントを目指し丘を登った。


ワンチェンもしっかり登ってくる。


道無き道を進み、少し開けた場所があったので、そこで見るコトに。


昔の人が住んでいたのか、カッパドキアのあの岩にくり抜かれた住居跡がそのまま残っていた。

山のてっぺんを掠めながら、徐々に昇っていく太陽。

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さっきまでは、まばらだった気球が今では空一面に点在している。


気球から見る朝日はどんな光景なんだろう。

同じ太陽を見ても違うように見えるんだろうな。



俺も気球からの光景を見てやろう。

景色を堪能して、一息ついた。


持ってきた水をワンチェンにあげると器用に飲んだ。

なかなか賢い犬だな。


朝日がすっかり昇りきり、たくさんあった気球もいつの間にか2〜3機だけ残して、地上へと帰っていた。


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「俺らも帰りますか。」ブッ

「そうですね。帰って寝ましょう。寝なかったら昼間のエネルギーが…」

「わたしゃ、お腹減ったよ。ホルモンが食べたいー!」プ

「それ禁句っす!」

「おい、カオリ!変なもん拾い食いするな!」ブッ

「コイツ何でも食いますね〜。」

「姉さんと一緒やな。」ブッ

「ちょ、一緒にしないで!」プ

「コイツ、パンは食わないんすねぇ。」


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眠くなってきた目をこじ開けながら、宿に向かった。


「あぱー、犬ッ犬ッ‼︎」プーン

「子犬じゃないですか。」

「私、ホント動物ダメなの!1番好きな動物は金魚!」プ

「……………。」


すると、ワンチェン改めカオリが、立ちはだかる2匹の子犬の前に進んでいった。


「お、俺たちのコト守ろうとしてくれてるんちゃう??」ブッ

吠える子犬にスタスタと立ち向かって行った。


「何かポケモンみたいっすねー!行け、カオリ!」


子犬の先制攻撃、『吠える!』

子犬Bの攻撃、『噛み付く!』


カオリはシッポを巻いて逃げた!


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「オイオイオイオイ…‼︎逃げんのかいッ‼︎」

「何や、アイツ!全く役に立たんかったな!」ブッ

「全然でしたね。いき勇んで出て行った割りには…」



また歩いているとカオリに似た犬がやって来た。


「お、次こそはやってくれるハズですよ!」

「よし、行けッ!カオリ!」


カオリの攻撃…

………………………


現れた犬に寄り添って去っていった…


「こんな展開ですかぁー??これはアリなんですかぁーッ??」

「何やアイツら親子やったんかな??そんなら、レイコやな。」ブッ

「ちょ、その名前やめよ!」プ


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7:00過ぎにようやく宿にたどり着いた。

昨夜ロクに寝てないので、眠気MAX。

みんな、ベッドに入るとすぐに眠りに落ちた。









洞窟の岩肌から漂う冷気で目が覚めた。

ぐっすり眠っている2人を起こさないようシャワーを浴びて、仕度を始めた。



「そろそろ起きてください〜!チェックアウトの時間が迫ってますよ〜!」

「んあ〜、やっけんももう1泊すればチェックアウトせずに済むんやで〜。。」ブスぅ

「しませんよ〜。起きてください〜!」


2人が荷物をまとめてドミトリーに移る間、外のテラスで待った。


「お待たせ〜。そろそろ行こうか。」プ

「さて、今日はどうします??」

「せやな、ヒッチハイクやな。」ブッ

「うし、了解す!それで行きましょう。」

「え、何??ヒッチハイク??」プ

「うん。」

「いつ決まったの??」プ

「今。」

「ホントにやるの??」プ

「やる。」ブッ

「とりあえず、今朝行った方面に行けばカッパドキアの有名な岩が見れる所に繋がってるっぽいんで、そっち方面向かって歩きましょう。」

「そうするか。」ブッ


今朝サンライズを見た方面へ向かって歩き出した。

目指すはユルギュップ手前の三姉妹の岩


歩きながら、通る車に親指を立てた。


2台、3台と車が通過していく。

というか通る車がミニバスのの確率が高い。


間違えて、ミニバスに親指を立てたらドライバーに中指を立てられた。


クソっ……まぁ簡単には止まらないわな。


「あ、止まった。」プ

「ウソ!ホントだ!」


急いで車に駆け寄ってユルギュップ手前まで行きたい旨を伝えると乗ってけ!と快く迎えてくれた。


初ヒッチハイク成功!!


ドライバーは寡黙なオヤジさん。


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寡黙ながらもグイグイとバスを追い抜いたり、攻め攻めのオヤジさん。


あっという間にユルギュップ手前の三姉妹の岩に到着。


「ありがとう〜!!」


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オヤジさんにお礼を言って、目的の三姉妹の岩へ。


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「これが三姉妹の岩か。。」ブッ

「こんな感じなんすね。」

「よし、次行こうか。」プ

「一旦、ユルギュップに寄ってみますか。」

「よし、そうしよう!」ブッ



再び、ヒッチハイク開始。



親指を立てるとすぐに車が止まった。

ギョレメ、ヒッチハイク行けるな…!


「ハ〜イ、ドコまで行きたいの??ユルギュップ??OK任せときなさい!」


陽気なおばちゃんドライバーに乗せてもらい、次のポイントまでの中継地ユルギュップに寄るコトにした。



陽気なおばちゃんにユルギュップのオススメレストランを教えてもらったりワンコと戯れたりして、楽しい車内になった。


「それじゃ、気を付けて行くのよ〜!良い旅を!」

「ありがとう〜!!」


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「結構イイペースで進んでるな!このペースで行けばあっという間に回り切るで!」ブッ

「こんな簡単に捕まるとは思いませんでしたね!」

「ちょっとユルギュップで休憩していこうか〜。」プ

「そうしますか。」


ユルギュップは小さな街だけど、それなりに商店やレストランがあるので、何か面白い物が無いか歩いてみるコトに。


「ビールでも飲もか??」ブッ

「いいっすね〜!スーパーで売ってないかな??」

「そこ行ってみよか!」ブッ


近くにあったスーパーに寄ってみた。


「何や、ビール置いてなさそうやなぁ。」ブスぅ

「探してみたけど、無いっすねぇ。。」

「店員さんに聞いてみよか。」ブッ

「あの店員さんカワイイ!」プ

「ホントだ!」

「ビール置いてないですよね??」ブッ

「残念だけど、置いてないわ。」

「そっかぁ。。写真撮っていいっすか??」ブッ

「私??いいわよ。」

「俺も!」

「いや、ホントにカワイイわ〜。。私と全然違う。。」プ

「ホンマやな。全然ちゃうわ。」ブッ

「うん、姉さんと全然違う。足も臭くなさそうだし。」

「それは分かんないわよ。」プ

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店員さんと別れ、再び街歩き。


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「あ、スポーツ用品店だ。トレッキング用の靴見たいんだよね〜。」プ

「うん、靴買い替えた方が良いですよ!今の靴、洗っても汚れ取れてないし、臭いが…」

「せやな、新しいの買った方がええで。バスん中で誰かと思ったら、隣やったもん。」ブッ

「……………。」プ


店員さんに付き添われながら、店内の靴を物色。


「う〜ん…あんま良いの無いわ。」プ

「姉さんの足に耐えられるヤツは無かったっすか!」

「……………。」プ


店の外に出て、商店街を歩くと先頭を立っていた姉さんが急に立ち止まった。


「私、今日は帰るわ。」プ

「何で??」

「いや、もう帰る。」プ

「何でや、これからやで。」ブッ

「もう宿に帰ってyoutube見る。一人になりたい。ヒッチハイク頑張って。」プ


そう言って、来た道を引き返していった。


「ありゃ、怒ってますね。。」

「調子乗ってイジり過ぎたな。。」ブッ

「確かに。。でも、いつも自虐ばっか言ってネタにしてるから、イジって良いもんだと思ったんですけど。」

「せやな。でも、どっかで限界が来たんやな。」ブッ

「む、難しい。。」

「とりあえず、止めに行って謝ろか。」ブッ

「そうっすね。」


急いで姉さんの所まで行き、引き止めた。


「どないしたんや、姉さん〜。ご機嫌ナナメですか??」ブッ

「別に。大丈夫だから。」プ

「まぁまぁ、そんな固くならずに。」ブッ

「一人になりたいだけだから。」プ

「ちょいとイジり過ぎましたか??」ブッ

「……………。」プ

「姉さん、ゴメンよ。イジリ過ぎちゃった??」

「大丈夫だから、2人で行ってきて。」プ

「まぁまぁ、そう言わんと一緒に行きましょうや。」ブッ



姉さんはクルリと僕らに背を向けて歩き出した。


「ホンマにアカンやつやな。。」ブッ

To Be Continued →

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