Day1080 2016.10.23 ブドヴァ3日目〜シュコドラ〜ミロテ〜プリズレン
いやぁ、居心地のイイ宿だったなぁ!!
また戻ってきたいですねぇ!
今度は夏に!!
荷物を担いだら、バスターミナルへ!!
これから、アルバニアに向かうんだけど、今日の内にアルバニアを抜けてコソボに入れたら、時間的に大幅にショートカット出来るコトになる。
アルバニアという国にも興味が、ほんのりとあるから通過だけでもアルバニアの雰囲気を味わっておきたいというワガママの下、アルバニア経由でコソボへと向かいます!!
まずは、モンテネグロに近い街シュコドラ(シュコダル)という街へ!!
割と大きめの街だから、きっとココからコソボ行きのバスとかあるハズ!!
何の事前情報も無いまま向かいます!!
我ながら無謀ッ!!
一昨日調べておいた9:00発のバスのチケットを購入。
時間通りにバス到着。
バスの後ろに荷物を入れようとするとドライバーから一言。
「荷物代2ユーロ(約226円)。」
まじ…!?
荷物代で2ユーロなんて言うヤツ初めてだよ…!!
みんな、おとなしく払ってたので、お支払い。
どうして、チケット代に入れてくれないのかなぁ。。ブツブツ
バスは海沿いの道を走って、シュコドラへ!!
山道をクネクネ走りながら山奥にある国境でパスポートチェック。
おっさんの後について立ちションしに行こうとしたら、ココで最大の問題発生!!
危うく下痢グソ踏むところだった。。
危ない危ない。。
あんなの踏んだらバス乗車拒否で山奥に置き去りにされるところだったぜ。。
その後は何の問題もなく、シュコドラに到着!!
バスの中から見える景色は、何だかワクワクさせるモノがあった。
未発達な、まさに途上国!!といった雑踏が広がっていた。
何だか緩そうな雰囲気で、意外と好きかも…
バスは大きなホテルの前の普通の道で止まった。
そこでバスを降りたはイイが、この先どうしよう。。
てっきりバスターミナルに着くものだと思ってたんだけど、シュコドラの街は行き先によってバスの出発する場所が違うらしく、街中のいたる所に発着場所があるようだった。
幸い、ホテルのWi-Fiを拾えたので、情報を漁ってみたんだけど、全然情報が無い!!
あれ…コレは詰んだというヤツでしょうか。。
バス停の前をフラフラしてる親父が何か話しかけてくるが何を言っているか1ミリも理解できない。
物乞いと野犬が多い街。
このおっさんも、その部類なのかな…と思ってたんだけど、オレたちがプリズレンに行きたいというのを理解したのか紙に何か書き始めた。
残念ながら字がきったなくて”プリズレン”の文字以外は全く理解出来なかったんだけど、推測するにプリズレンに行くにはココからダイレクトは無いからドコか他の街を経由しないといけないらしい。
つっても、その経由地点が分かんないんだよなぁ…!!
どうするかねぇ…と佇んでいると、英語のしゃべれる兄ちゃんがやってきた。
「プリズレンに行きたいんだって??ココからミロテって街に行って、そこから乗り換えだ!」
「そのミロテってのは、ドコから行けばイイんですか??」
「このミニバスだよ!5分後くらいに出発するけど、乗ってくか??」
「おぉ、乗ってく乗ってく!!」
ものの15分で次の街までのバスをゲット!!
やったね!!
バスに乗り込みミロテ目指して出発!!
窓から見える景色は、なぜだか分からないけど滞在したいという気持ちをそそらせる。
不思議だなぁ。。
約1時間ほどでミロテの街へ到着!!
さて、ココからコソボのプリズレンに行くには…
とりあえず、分岐点の向こう側へ行かなくちゃならないみたい。
荷物を担いで、コソボ方面へ向かう道の方へ。
商店があったので、お兄ちゃんにプリズレン行きのバスは来るか聞いてみた。
「プリズレン!あぁ…確かに来るけど、10分前に出発しちゃったんだよ。次に来るのはいつか分からないんだよな。1時間後とかかな。。」
残念!!
10分前に出発しちゃったとか!!
まぁ、コレばかりは仕方ない。
待ちますか!!
ブゥゥゥゥゥン…
1台の車が止まった。
「ドコまで行くんだ??」
「プリズレン!」
「よし、行くぞ!!乗ってけ!!」
一瞬の出来事で理解が追いつかず、商店のお兄ちゃんの顔を見た。
「彼がプリズレンまで連れてってくれるみたい。」
「いくらで??」
アルバニア語でドライバーと会話をしてくれ、翻訳してくれた。
「1人7ユーロ(約805円)だって!」
「よし、行こう!!」
荷物を載せて、後部座席に乗り込んだ。
車の中にはオレとハルちゃん、ドライバーの他におじさんと若い兄ちゃん。
この人たちは一体何者なんだろう。
いきなり、道でオレたちを拾って…
もしかしたら、途中で脅されて身ぐるみをはがされて荷物を奪ったりするんじゃ。。
その時はその時だ…!!と覚悟を決めるしか無いけど、ちょっと不安だなぁ。。
10分ほど走った所で、車が急に止まった。
い、今がその時か!?
不安が頭をよぎり、身を構えたけど、道端 に立っていた老人を車に乗せて、再び走り出した。
どうやら、個人タクシーのようだ。
それから30分ほど走って、他の乗客を降ろした。
何にも無い、高速のインターチェンジのような場所で。
果たして、彼らはココからドコに向かうんだろう。。
それにしても、アルバニアは自然がとても豊かな国のようだ。
大きな山々に囲まれ、大きな湖があり、道端では湖で獲れたであろう魚を売っている。
何だか、ますます興味が湧いてきちゃったなぁ。。
このままコソボまで行くのがもったいなく感じてきてしまった。
他の乗客を全て降ろし、車内はオレとハルちゃんとドライバーの3人になった。
「パスポート、パスポート!!」
どうやら、コソボとの国境が近づいてきたみたい。
パスポートコントロールでは、簡単な荷物検査があった。
めんどくさいコトにカバンの中を漁ってくれる。
パッキングし直すのが面倒だから、カンベンしてくれよなぁ。。
特に何事もなく通過。
コソボ入国!!
プリズレンの街に近づくにつれて、ドライバーが何か言い出したんだけど、あいにく理解できなかったし、推測するに理解したくない内容だった。
「ワン、トゥー、トゥリー、オーケー??プリズレン、トゥリー!!」
一体、何がトゥリーなんだ。。
困惑していると、ドライバーは空に”30″と数字を書き始めた。
きっと推測した通り、30ユーロ(約3,450円)よこせってコトなんだろうな。。
乗せる時に安く言って、後から高くするパターンか。。
倍以上に跳ね上がってるじゃん。。
まぁ、とりあえずプリズレンまで連れていってもらおう。
分からないフリをしたまま、無言でやりすごした。
プリズレンまで無事にたどり着けるか分からなかったので、今夜の宿はまだ決まっていない。
とりあえず、プリズレンの駅で降ろしてもらうコトにした。
「ヤッケンさん…最初の言い値、1人7ユーロずつの14ユーロをドライバーに渡して、サッと立ち去りましょう。」
「うん、そのつもり。だって倍以上だもの。」
駅前で車を止めてもらって、荷物を降ろした。
はい、と14ユーロ渡して、その場を去ろうとした。
「オォ…プロブレム。」
「1人7ユーロって言ったからね。」
「プロブレム…」
ドライバーは2度プロブレム…と呟くだけ呟いて去っていった。
「全然、強く言ってこなかったね。」
「思ったより、あっさりしてましたね。」
「ガソリン代と労働時間合わせて、ホントに14ユーロで足りなかったら、もっと言ってくるハズだから、大丈夫か。」
近くにあったWi-Fiのあるカフェに入って、今夜の宿を探した。
ココから600mくらいの場所にPrizren City Hostelという1泊7.5ユーロ(約862円)の宿があったので、そこに泊まるコトにした
宿に着くとオーナーさんがウェルカムモードで出迎えてくれた。
「何飲む??コーヒー??お茶??ビール??」
即決。
ビールの一択しかないでしょう!!
その後もビールのお代わりをくれたり、自家製のラキアという蒸留酒をくれたり、パスタを用意してくれた。
めっちゃ至れり尽くせり!!
怖いくらい!!
ありがとうございます!!
でも、今日久しぶりに路上に行こうと思ってたんだけど…
お酒はほどほどにしておかなくちゃ…って思ってたんだけど…
酔っ払っちゃったよね〜!!エヘヘ
このまま飲み倒れたい!!
飲んで飲んで飲まれて揉んで〜!!!!!
今日はちゃんと行きます。
稼ぎに行かないとマズいという事実に気付いてしまったんです。
だって、残金があと23,000円しか無いんですもの。
コレ、全財産ですからね。
まじのヤツ。
まだ50,000くらいあるっしょ〜なんて思いながら銀行の残高チェックしたら23,000円だった時の驚きって理解できます??
本気でおしっこ漏らすトコだった。
チビったけど。
最近、移動続きで路上も行けてなかったし、移動費がかさんじゃったのが原因だよな。
あと、マルタ行きの航空券買ったってのもある。
マルタに行くまでに、あとギリシャのテッサロニキ、メテオラ、アテネに行っておきたい。
しかも、ドコも宿代が最安で2,000円近くするという、なかなかなハードモードな設定!!
少しでも稼いでおかないとマズい!!
今日は日曜日で人が街に出てるか怪しいけど行きますぞ!!!!
プリズレンは小さな街。
1時間もあれば見て回れる街だろうな。
その中心にある広場で歌い始めた。
一瞬で人だかり。
40人くらい集まってビックリしたわ!!
その後も入れ替わり立ち替わりで人がやってくる!!
終始、人に囲まれて終了!!
ずっとチョロチョロしてるジプシーの子供たち。
ストリートチルドレンだろうと子供は子供だなぁ。
子供と遊ぶのは楽しい!
宿の人たちも見に来てくれて、ありがとう!!
街の半分以上の人が失業中でヒマしてるだけの人たちだから、全然稼げないよと言われた割には1時間半の演奏で24.05ユーロ(約2,766円)イケて良かった!!
そんな街の人たちからお金をもらうのは恐縮だけど、このお金はこの街で使ってくコトになるだろうからカンニンしてね〜!!
さて、宿のオーナーさんが飲み行くぞ!!と言ってくれたので、一緒にバーへ!!
演奏を見ててくれた、アンギンも一緒に付いてきた。
オーナーさんお気に入りのバーなんだけど、今日はいつもより騒がしいみたい。
確かに爆音で音楽が流れていて、通された席の近くでは女子たちが派手に騒ぎまくっていた。
どうやらバースデーパーティーのようで、「現政府に反旗を翻さん!!今こそ立ち上がれ、市民たちよ!!」と言わんばかりに激しく狂い踊っていたんだけど、その内ヒートアップして、床にワインボトルを投げつけるは、何か燃やし始めて、マジで火事になるんじゃないかと思った…!!
女子会おそるべし。。
こちらは、まったりやってますよ〜!!
まったりと言いながらも店の人がアジア人が来たからって、ガンナムスタイルを流すという無駄な計らいをしてくれたおかげで踊らざるをえない状況に。。
イケるとこまでイッてやろうじゃないの!!
地獄絵図の女子会に突撃!!
踊り狂って、拍手喝采!!
ハイタッチの嵐!!
あ〜面白かった。
あの女子会はヤリ過ぎだけど、人生楽しむなら狂ってなんぼ!!
踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損々!!
バースデーケーキの差し入れいただいたけど、やっぱり海外のケーキって毒々しいよね。。
めっちゃ砂糖固まってて美味しくは…
To Be Continued →
あがり…24.05ユーロ
バス(ブドヴァ〜シュコドラ)…14€
荷物代…2€
宿代…7.5€
合計…23.5ユーロ(約2,055円)
Bus Station to Ulcin(ブドヴァ発シュコダル着、ミロテ行きバス停)
住所: アルバニア シュコダル
Bus Station(シュコダル発ミロテ着バス停)
Bus Station(プリズレン行きバス停)
Prizren City Hostel
住所: 66 Iljaz Kuka, Prizren
電話: +381 64 9466313
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