Day1702 2018.7.7 ダハブ〜カイロ
ダハブから約10時間かけて、7:30にバスはカイロに到着した。
走行中にドライバーと客がケンカし始めて、どうなるかと思ったけど、エジプトじゃ当たり前の光景。
そういった喧騒を含めてカイロに来たんだなぁと実感。
相変わらず、交通量も多くてクラクションの音もうるさい。
カオスな感じはカイロの象徴だなぁ。。
さて、気持ちはもう次の行き先だ。
このまま列車のチケットが手に入れば、カイロに滞在せずに進んでしまおうと思う。
アフリカ縦断、次の目的地はアスワン!!
アスワンでは、次の国スーダンへのビザを取得するために向かう。
カイロでスーダンビザをゲットする場合は100ドルと大使館からのレターが必要だったりと手間と時間とお金がかかるんだけど、アスワンで取得すれば50ドルと写真とパスポートのコピーだけで済む。
節約したいバックパッカーなら確実にこっちの道だ。
そんなワケで、まずはラムセス駅へ。
荷物検査を済ませて駅構内に入ると親切なおじさんがアスワン行きのプラットフォームを教えてくれた。
念のために他のスタッフにも聞いてみると、みんな11番プラットフォームだと教えてくれた。
そうとなれば、11番のプラットフォームを目指そう。
なかなかスムーズだな。
しかし、こんなにスムーズに旅が進むほどエジプトは優しくない。
前情報によると外国人は駅で直接列車のチケットを買うコトが出来ないらしい。。
現地人に頼むか、旅行代理店などを通すしか無いみたい。
旅行代理店に頼んでも手数料は、たかだか数百円のもの。
時間と手間を省くなら確実に代理店や宿で手配してもらった方がイイ。
オレもそれをオススメする。
しかーし、ココは攻めていく漢、ヤッケン!!
もちろん直接買いに行ってみますよ!!
いろいろと情報を漁っていると直接駅で買えたという人もいるみたい。
カイロからアスワンまでの1等車で180ポンド(約1,080円)で買えたとのコト。
最近、物価が上がってきているので、多少値段は上がっているかもしれないけど、今後の旅人の参考になるかもしれないコトを考えたら突撃するしかないでしょう!
というワケで11番プラットフォームの建物にあるチケット窓口らしき場所へ。
看板が全部アラビア語なので…多分。。
列に並んでいる人たちに確認するとチケットの列だというので、そのまま並んで前へ。
まぁ、もちろんココでも駅員と客がバトっている。
揉めて揉めて、まぁうるさい。
もう少し冷静に話せないのかな…この人たちは。。
ようやっと自分の番になった。
「アスワン行きのチケットください!!」
「ノー。」
駅員のおじさんは冷静に手を振って、次の人と話し始めた。
瞬 殺 。。
てか、何でそこだけ冷静…!!
もう少し話聞いてくれよ!!
また他の客とバトってるし!!
もう何なんだ。。
よくよく見ていると誰一人としてチケットを買えてない。
何が原因なのかも一切分からない。
よくある“システムに問題が発生した”ってヤツかな。。
何回か話しかけたけど、取りつく島もなかった。。
タローくんとやっぱダメか〜と言っていると現地人の若者たちが話しかけてきてくれた。
「アスワン??オッケー、カモンカモン!」
「チケットを買いたいんだ!」
「オーケーオーケー、カムカム!!」
ついてこいみたいなジェスチャーをするので、ついて行くと9番プラットフォームに連れていかれた。
この雰囲気、絶対無いな。。
そう思いながらもついていったんだけど…
彼らは全く英語を話せずアラビア語だけなので、意思の疎通が全く出来ない。
グーグル翻訳を使って頑張ってみたんだけど、一切役に立たなかった。。
もう、こりゃダメだ。。と思い、引き返そうとしたところ「待て待て。友達が来る。」とジェスチャー混じりで言うので、きっと英語の出来る友達を連れてきてくれるんだと思い、待つコトにした。
人混みの向こうから、一際背の低い男子がやってきた。
「エクスキューズミー、アスワン行きのチケットを買いたいんだけど、どこで買えるか知ってますか??」
「ハ、ハロー…」
「えっと…アスワン行きのチケットを買いたいんだけど、どこで買えるかな…??」
「オ、オゥ…」
まさかの…1ミリも英語が出来なかった。。
どうして、コイツ連れてきたんだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!
何で俺たちはコイツを待ってたんだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!
周りのヤツらは、その様子を見てキャッキャしている。
そんで、よく見ると小さいヤツははにかみながら写真を撮るジェスチャーをしている。
何でやねん!!!!
「ダメだ、こりゃ。。タローくん行こう。。」
「そうしましょう。。」
帰り際に他のチケットブースでアスワン行きのチケットのコトについて聞くも「11番」と言うだけで進展は無かった。。
「こりゃ、ダメだな。。駅員は英語通じるけど、周りに英語出来る人がいない。てか、11番の駅員だけ英語出来ないって…何でやねん!!!!」
「マジでこれは厳しいっすね。。」
「やっぱ最初から代理店行っとくべきだったね。」
「しょうがないっすね。サファリ行きますか。」
「そうしよう。」
久々の移動で疲れた身体に重い荷物が食い込む。
段々と太陽も昇り始めて、40度近くなってきた。
大量の汗を流しながら20分ほど歩いて、日本人宿のサファリとベニス細川家のある建物にたどり着いた。
しかし、ココには最後の最後に心臓破りの地獄の階段が待っている。。
ベニス細川家は4階、サファリは5階。。
しかも、イギリス式の4階と5階なので日本の5階と6階に位置する。
そこを25kgの荷物を担ぎ上げて上まで昇るのは、なかなかのハードモード。
ヒィヒィ息を切らし、大量の汗を流し、何とかサファリまでたどり着いた。
そこに居たスタッフはダハブで話したコトのあるヤツだった。
しかし、1ミリも覚えてませんよって顔で話しかけてきたのには寂しさを感じた。
人間、そんなもんさ。。
壁に貼ってあったアスワン行きのチケット代行の値段は修正した後があり、値上がりしているようだった。
サファリで取得する場合は20ドル(約2,200円)。
そのスタッフ曰く、当日は難しいね〜とのコトだった。
ならば、下の階のベニス細川家でも取得出来るか聞いてみるコトにした。
日本人の管理人っぽい人が居たので、彼に聞いてみよう。
「アスワン行きのチケットの手配ってしてもらえますか??」
「えぇ、手配出来ますよ。日付を教えてください。」
「今日の夜なんですけど、出来ますか??」
「出来ますけど、当日だとバタバタするので、5ドル上乗せで25ドル(約2,750円)になります。それでもよろしいでしょうか?」
「あぁ、そうなんですね。ちょっと友達に聞いてきます。」
「かしこまりました。」
5ドル上乗せか〜。
てか、何だあのしら〜っとした目で微笑みの1つもない業務業務した顔は…
日々の生活に疲れたサラリーマンかっ!!
せっかく海外にいるんだから、もう少しオープンに柔らかく生きたらイイのに…
まぁ、おせっかいか。。
サファリに戻って、当日でも手配出来るみたいだから、聞くだけ聞いてみてってお願いすると電話をかけてくれた。
「19:00??22:00??どっち??」
「どっちがイイかな??」
「19:00のにしときましょう。」
「だね。じゃあ、19:00で!」
「22:00じゃない??」
「うん。」
「オーケー。出来たよ。」
当日でも案外イケるみたいだから、スタッフには聞くだけ聞いてみましょう。
「じゃあ、チケットのお金20ドルと5ドルね。」
「何の5ドル??」
「ココ使うでしょ??」
「ん〜。。」
「外暑いよ。」
「でも、11時間しか無いからな〜。。」
「外行ったらカフェで使って〜スーパーで水買って〜もっとするよ。」
「考古学博物館行くしなぁ。。半額にしてよ〜。」
「オーケー25ドルね。」
むぅ…実際ココにいる時間は短いだろうなぁ。。
これから考古学博物館に行って、カジノに行くとしたら、宿にいる時間はほとんど無いぞ。。
むぅ、まぁ面倒くさいから払っちゃうか。。
25ドル分エジプトポンドでお支払い。。445ポンド(約2,760円)。。
荷物を運んで、ベッドに横になった。
考古学博物館かぁ。。
本当に行きたいかなぁ。。
でも、ちょうど昨日ツタンカーメンの記事読んだんだよなぁ。。
ツタンカーメンは”勃起状態”で埋葬されてたんだって。
90°直角の状態で。
もちろん、意図的に死後作られたんだけど。
象徴として。
そんな記事読んだら、行かざるをえないよね。
あの有名な金のマスクも見たいし。
ただ、そこの展示部屋が15:00には閉まっちゃうのと見て回るのに2時間はかかるみたいだから、12:30には出て考古学博物館に向かわないと。
となると、2時間は寝れるかな。
よし、仮眠だ仮眠。
To Be Continued →
ラムセス駅(Ramses Station)
住所: エジプト カイロ県 Al Azbakeyah, Al Fagalah
今回泊まった宿: サファリ(Safary Hotel)
住所: 4 Ali Abou Tawfik, El-Adaweya, Boulaq, Cairo Governorate, エジプト
HP: Safary Hostel
電話: +20 2 25778692
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