Day869 2016.3.26 メキシコシティ33日目
ドジャァ〜ン!!
コスタリカ以来のメダイユハンティングに本日は行ってきます!!
行き先はグアダルーペ。
褐色のマリア様が現れたという伝説で有名なメキシコシティ北部にあるグアダルーペの教会に行きますよ〜!!
本日のお相手はこの方。
ドロレスさん!
最近、何かとお世話になっております。
グアダルーペの教会に行きたいんだ〜って話をしたら、一緒についてきてくれるコトに。
現地の方が一緒だと心強いです。
そんなワケで、グアダルーペの教会に到着!!
中は意外と近代的でした。
奥の方に進んでいくと、早速お目当てのメダイユなど聖具を揃えている場所を発見!
とりあえず、目星だけ付けて他も見てみるコトに。
販売所を出ると何やら短〜い動く歩道が。
みんな上を見上げて何をしてるのかな〜と思ったら、納得。
グアダルーペに出現したマリア様がいらっしゃしました。
教会を抜けたら、広場へ。
あれ、また教会がある。
こちらは古い方の教会らしく、先ほどのが新しく作られたものだそう。
中に入ってみるとビックリ。
写真じゃ伝わらないんだけど、地面が歪んでいてグニャグニャ。
平衡感覚がおかしくなるくらい歪んでいて、すごく不思議な感じ。
それもそのはず、メキシコシティというのは元々、湖の中の島が発祥で、その湖を埋め立てて出来たのが今のメキシコシティ。
というコトは、地盤が歪んできてしまって、この教会のように真っすぐ立っていられない建物が割とあるんだとか。
もし、大きい地震が来たら…と考えると恐ろしいな。。
セマナサンタ真っ只中というコトもあって、人がたくさん。
このグアダルーペ、来てみるまで知らなかったんだけど、とにかく敷地が広い!!
教会だけでも、いくつもあって、他にもレストランや土産物屋まで何でもあって、1つのテーマパークみたいになっていた。
魚カワイイ。
ココのグアダルーペには、こんな伝説があるんだとドロレスが教えてくれた。
それは1531年、アステカ帝国が滅ぼされて10年が経つ時のコト。
フアン・ディエゴという男がメキシコシティ北部のテペヤックの丘を歩いている時、1人の女性が現れたそうな。
「あ、どーもー。自分、マリアっていうんだけど〜ちょっと、ココに教会建ててくれなーい??」
「え、マリアって、あの…マリアさんですか??」
「え、そうだけど。ウケる〜信じてくんないの〜??てか、マジでココに教会建てて欲しいんだけどー。」
「え、教会ですか??ちょっと、神父さんに聞いてみないと、ちょっと出来るか分かんないんですけど…」
「神父とかマジでどうでもイイから、教会建てて欲しいんだけどー。」
「ちょ、ちょっと聞いてきますから、待っててください!!」
フアン・ディエゴは褐色の肌のマリアと会った話を神父に伝えた。
「フアン…真剣に考えてみなさい。”あの”マリア様の肌が褐色なワケないでしょう。そんな、ギャルじゃあるまい。そんな話は信じられませんね。」
「いや、ホントなんすよ。神父さん!ホントにイイ感じに焼き上がった小麦色の肌してたんですよ!」
「マリア様の肌はな、小麦というよりも小麦粉みたいにキレイで純白なんだよ。教会建てろなんて言われても無視しなさい。どうせ、教会とは程遠い使い道するんだろうから。」
再びフアン・ディエゴがテペヤックの丘を歩いているとマリアと名乗る褐色の女性と出会いました。
「ねーねー、教会の件、どう??」
「いや、神父さんが信じてくれなくて…」
「え、あの神父、信じてないの??超ウケるー!アイツ、神父のくせに何信じてるのかな??」
「もう1回だけ聞いてみます…!」
再び、褐色のマリアと出会った話を神父に伝えるコトにした。
「神父さん、あの人本物だと思うんです!」
「フアン、いい加減現実を見なさい。そんな褐色の肌のマリアなんて居るワケないでしょう!この冬、真っ只中にバラの花を見つけるコトが出来ますか??それが出来るって言うんなら信じましょう。」
「え、神父さん…こんな真冬にバラなんて咲いてるワケ…」
「もし、見つけてきたら話の続きをしましょう。ムリだったら、2度とこの話はしない。いいですね??」
「そ、そんなぁ…」
テペヤックの丘へ向かうと。やっぱりそこには褐色のマリアが居ました。
「ねーねー、いつになったら教会建ててくれんの??え、口だけなの??やる気ないの??」
「い、いや…神父さんがバラの花を持ってきたらOKだって言うんだけど…こんな真冬じゃバラなんて咲いてるワケ……」
「バラ??あたしを誰だと思ってるの??そんなもん一発よ。ちょ、お前服脱げや。」
「ふ、服っすか??」
「早く。」
「は、はい…!!」
フアンの着ていた服を風呂敷のように広げて、結び、再び広げると、そこにはバラの花が…
「え、え、何コレ!?マリアさん、何やったんすか!?」
「バラ。」
「え、マジすか!?マジなんすか!?」
「早くそれ持っていけよ!」
「ちゅっす!!神父さんトコ行ってきます!!」
フアンが急いで神父さんの所にバラの花を持っていくと、神父は驚いた。
「フアン、何だそれは…!?」
「え、バラの花です…!!」
「違う!その布に描かれたものは…」
「え…」
フアンの着ていた服には、バラの花の模様とマリアの像が浮かび上がっていたのです。
そこに、“教会、夜露死苦…魔離亜”と書いてあったかどうかは分かりませんが。。
そんなワケで、ココに教会が建ったというコトなのです。
今では、メキシコ人の聖地になっている場所。
セマナサンタ、復活祭というコトでキリストが復活するまでの2日間は死んでいるので、布がかけられているそうです。
1年に2日だけと考えるとレアだな。
メダイユが売っていそうな場所に突撃するも、全然見当たらない。
なぜか、メダイユになりそうな素材を使ったイヤリング、キーホルダーばかり。
メダイユ単体では、なぜか売っていない。
数時間かけて何軒もお店を回ったのに、全然売っていない。
こんなに回って、見つからないのは初めてだ。
こんな所で苦戦するなんて、本当にメキシコは…
結局、最初に見た場所でメダイユをゲット。
何とか任務完了。
広場に出て一息。
思えば、色んな国の聖母伝説の残る教会に足を運んだなぁ。
壁に飾られた写真を見て、懐かしくなった。
たくさんガイドしてもらったお礼にドロレスとビールを飲んで、本日も無事に一件落着。
次回のメダイユハンティングもお楽しみに!!
To Be Continued →
〜グアダルーペ教会〜
住所: Plaza de las Américas 1、Villa de Guadalupe, Villa Gustavo A. Madero、07050 Ciudad de México, D.F.、メキシコ
HP: virgendeguadalupe.mx
電話: +52 55 5118 0500
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