Day816 2016.2.2 アンティグア2日目
アンティグアでカツ丼が食えるらしいという情報が入ってきた。
カツ丼だと??
どうせ、豚肉を素揚げにして米の上に乗せたカツ丼もどきだろう!!
下味がしっかり付けられてサクサクの衣をまとった豚肉に、金色に輝く卵と甘しょっぱいタレが織りなすバツグンのハーモニーを奏でる日本の味とは程遠いブタのエサみたいなもんだろ!!
そんなもん誰が食うか!!コノヤロウ
ん…??
何々…??
そこのカツ丼を作るのは現地在住の日本人だと??
しかもメルカドの肉屋でそれを提供していると??
オイオイオイオイ…そんな胡散臭い話にまんまと引っかかるかよ。
たかだかカツ丼でぇぇぇぇぇぇ…
たかだかカツ丼でぇぇぇぇぇぇッッッッッッ!!!!!
よし、行ってみよう。
向かったのは、昨日も行ったメルカド。
その中にある肉コーナー。
Maribri(まりぶり)という名前のお店らしい。
こんな雑然としたメルカドの中でホントに見つかるのかよ!!
あ、あった。
しかも、日本語でメニューが書いてあるぅぅぅぅぅ!!!!
店内には現地の女性しかいない。
様子を伺っていると話かけられた。
「カツ丼ですか??」
「そう、そのカツ丼を1つぅぅぅぅぅぅ!!!!!」
「30分ほど時間がかかりますけど、大丈夫ですか??」
「お願いしますぅぅぅぅぅぅ!!!!」
30分調理に時間がかかるとのコトなので、メルカドの隣りにあるお土産品を売っているお店が並ぶエリアへ。
そのコトについては次回。
キッチリ30分待って、再びお店へ戻ると、そこにはメガネをかけた白髪の男性が居た。
そう、この方こそカツ丼を生み出す現地在住の日本人!!
「お待たせしました。美味しいですからね。ペンション田代にお泊まりですか??また良かったらどうぞ。」
聞いた??
聞いた??
自分で”美味しいですからね”って言っちゃったよ、この人!!
テイクアウト専門なので、宿に持って帰って食べるコトに。
さぁ、さてさてご自慢のカツ丼の腕前の程を見せて頂きやしょうか…
な、なんじゃこりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!
カ、カツ丼じゃあないかッ!!!!
この姿はまごうコト無きカツ丼!!
いや、騙されるんじゃあない。
見た目はカンペキだけど、重要なのは味の方。。
落ち着け、割り箸を持つ手が震えてるじゃあないか…
こういう時は素数を数えて落ち着くんだ。
素数は1と自分の数でしか割れない孤独な数字。
私に勇気を与えてくれる。。
2,3,5,7…いただきまぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!
と、止まらないッ!!
世界の矢沢よりも止まらないッ!!
鼻から抜け出る空気はホンモノッ!!Ha〜ha!!
しっかりとした味付け!!
タレと卵の生み出すハーモニー!!
衣はサクサクッ!!
コレは日本人にしか生み出せない味ッ!!
コレぞ、メイドインジャパン!!!!!!
まじで美味い。
もうそれ以上に言葉は要らないよ。
アンティグアに来たら、これだけ食っとけ。。
日本食に飢えた身と心に染み入る日本の味。
最強です。
ご主人…あなたの言葉に噓偽りは無かったよ。。
御馳走様でした。
伝説のカツ丼!!Maribri(まりぶり)までの行き方!!
メルカドの中は迷路みたいに入り組んでいて、しかも結構ゴチャゴチャしているので、Maribri(まりぶり)までの行き方載っけておきまーす!!
メルカドのゲートを進んだら突き当たる前に食堂コーナーへ続く道があるので、そこへ入りましょう!
目印はコレ、DEPOSITO San Franciscoの文字。
その右側に食堂コーナーがあるので、そこから中に入って、食堂コーナーを突き抜ける。
そしたら右折。
左手に肉屋さんが並ぶ道があるので、その2本目を左折。
そしたら、右手にすぐオレンジの看板が見えます!!
テイクアウト専門で調理に30分かかりますが、待つ価値あります!
カツ丼1杯37ケツァール(約546円)。
カツカレーもあるのですが、この日はルーが無いとのコトで断念。
今度はそっちも食べてみたいな〜!!
ご主人、御馳走様でした!!
To Be Continued →
二週間ほど前にこの記事を拝見し、まりぶりを訪ねました。3ヶ月ほど前にこちらの記事にある旦那様がお亡くなりになったと、学校の先生と一緒に行って奥様がおっしゃってました。