Day75 2014.1.22 パリ2日目
昨夜は初めて寝袋を使った。
悪くないね。
12:00までぐっすり寝て、起床。
調べものなどして15:00に街へ出るコトにした。
ソリとオリアンに道を教えてもらいながら途中まで2人に付いていった。
1人になって、まず向かったのはエッフェル塔。
ココも路上スポットとして良い場所だと聞いたので、実際に自分の目でチェックしてみるコトにしたのだ。
俺のエッフェル塔でホンモノより注目をギンギンに浴びてやるぜ!!
あと2駅という所で「電車から降りろ。」と乗客全員が強制的に降ろされた。
ワケが分からなくて、スタッフにどういうコトか聞いてみたが「フィニッシュ。」と一言のみ。
いや、困るんだけど。。
「エッフェル塔に行って、俺のとどっちが大きいか比べなきゃいけないんだけど…」
「バスで行け。」
うそだーめんどいよー!!
これがウワサのストライキってヤツかー??
他の乗客も不満そうにしている。
みんな、駅の外へ出ていったが残って様子を見ていると、次の電車がやってきたが、この電車の乗客も降ろされる。
こりゃダメかな…と思ったら、乗ってOKのアナウンスが流れて、その場にいた人たちが一斉に電車に乗りこんだ。
一体何だったんだ。
最寄り駅に到着し、外に出るとすぐにエッフェル塔が見えた。
デカい…デカ過ぎて、ハミ出てんよ……
思ってたよりも遥かにデカかった。
俺のがフランスパンにしか見えなくなったぜ…
日本にいる頃にはスカイツリーとタメ張ってると思ってたんだけどな…
スカイツリー行ったコト無いけど。
うひょー、ライフル持った軍人さんもいる。
物騒だなー。
天気がグズっていて、なかなか良い写真が撮れなかった。
もう1回来るかなー。
次の目的地は凱旋門からのシャンゼリゼ通り。
こちらも駅を出るとすぐに目の前に現れた。
ほぅ、これが凱旋門か。
チェック終了。
“チャリーン”
「コレお前のか??」
凱旋門を見ていると男が後ろから話しかけてきた。
「知らん。」
「へへへ、ラッキーだぜ。金だぞ、コレ!」
落ちていた指輪を拾って、コチラに見せてくる。
「ん、俺の指には小さいな。お前ハメてみろ。」と言って俺の指にその指輪をハメてくる。
「お、ちょうどイイな。お前にラッキー分けてやるよ!だから、コーヒー代くれないか??」
「俺、金持ってないぜ。」
「少しでイイんだよ。」
「ホラ、これやるからさ。」
ポケットに入っていた2ユーロコインを渡す。
「もう少し何とかならないか??10ユーロ紙幣くれよ。」
「残念ながら、俺は紙幣なんて持ち合わせてないぜ。」
「10ユーロ紙幣だよ。」
うるさいなぁ…
ポケットに入っていた小銭を見せてコレだけしか無いよとアピールしようとするも、不幸なコトにいつも入ってないハズの1ユーロコインが数枚。
「じゃあ、これでカンベンしてやるよ。」と言って、6ユーロ持っていかれてしまった。
「パリを楽しめよ!」
何で、こんな時に限って6ユーロもポケットに入ってたんだ……
凱旋門もグズついていたので、別日に出直しだな。
凱旋門を背にし、シャンゼリゼ通りを歩く。
おー、シャンゼリゼ。
唄う訳じゃないが、つい口からこぼれてしまう。
シャンゼリゼ通りは東京でいう銀座みたいな雰囲気かな。
認めたくないが、雨が本格的に降ってきたので、屋根があって路上が出来そうな場所を探す。
この旅に出て初めての雨。
今まで雨らしきものと言ってもミストくらいだったからな。
シャンゼリゼ通りを往復して、物色するも屋根のある場所がない。
困った。
ZARAのウィンドウが少しくぼんでいたので、そこでトライしてみよう。
ダメだったらしょうがない。
パリ初路上。
雨と目立たないせいで、2時間弱やってあがりは6ユーロ…
これはマズいぞ。。
場所を変えてみるか。
サン・ミッシェルは飲屋街と聞いていたので、そちらに向かってみるコトにした。
20:00頃に到着し、物色するも良いポイントが無い。
駅中でやってる人がいたので、俺もやってみるコトに。
ポツポツと反応がある。
観客も付いてくれて、やる気が出てきたぞ!という時にキチガイ登場。
俺の真横に立ち、あ〜あ〜う〜う〜とジャマをしてくる。
本人は俺の演奏に合わせて気持ち良く唄ってるんだけど、こちらは唄い難くて仕方がない。
唄うのを止めて演奏だけにしてみると、そいつは唄わない。
俺が唄うとジャマするように唄ってくる。
こいつわざとやってんな……
それを見てた観客が怒って、「ドコかへ行け!」と言うが動かないので、無理矢理腕を掴んで連れて行こうとするが抵抗して動かない。
観客がキチガイを見つけて「ヘイ、ポリス!コイツを何とかしてくれ!気が狂っていやがるッ!!」
警察がやってきた。
キチガイをスルーして、俺の下へ。。
ちょ、俺じゃ……
「何やってる、ライセンスを見せろ。」
「へェ…ライセンスですか。ココは要るんですか、そいつぁ知らなかったでござんす。すぐに片付けやすんで。」
「じゃあ、片付けて、外へ行くんだな。」
「ヘェ、すぐに。」
このやり取りを見て、頭を抱える観客。
「残念ながら、これにて終了でござんす。」と言って解散。
ちくしょう…やられたぜ。。
駅から出て、トボトボ歩いていると声をかけられた。
「お前ギタリストだろ??ココでやりな!」
同じく路上アーティストのカメリア(カメル)。
彼は絵を描いて生計を立てている。
このまま帰るのも不完全燃焼だったので、そこで再開。
他の路上アーティストたちも集まってきて溜まり場になってしまった。
反応はボチボチだったが、23:00までやって帰宅。
計5時間で19.63ユーロ。
初日からパリの洗礼を受けるような1日だったな。。
オリアンの家に帰り、ビールを飲みながら報告。
この先が心配になる1日になったな。
やれやれだぜ……
To be continued→
Day75 パリの洗礼を受ける。
2013年11月から3万円とギターを持って世界一周の旅へ!!路上演奏とアイデアで稼ぎながらサバイバル!!知識と技術で生きていく!!をモットーに活動中!!
メディア出演や執筆のお仕事はコンタクトからご連絡ください!
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