記憶回収の旅〜後編〜

Day1582 2018.3.9　東京池袋

突然かかってきた警察からの電話。

しかし、出ようと思ったのだけど２コールで切れてしまった。。

かけ直すべきか、無視するべきか…

もし、何か問題を起こしていて、呼び出されて御用なんてコトには…

どうする。。

かけるか…

とぅるるるるるるるる。

「はい、こちら池袋署です。」

「今、お電話いただいたのですが…」

「どちらの部署でしょうか？？」

「いや、出る前に切れてしまったので、わからないのですが、昼間落し物を取りに行ったので、そちらかと。。」

「かしこまりました。確認とってみます。少々お待ちください。」

保留音が流れた。

一体、何の電話なんだろう。。

「もしもし、こちらから電話してないそうです。」

「え、そうですか？？確かにこの番号からかかってきたんですけど。」

「そうですか…何かありましたら、また電話が行くと思いますので、お手数ですけど待っていただけますか？？」

「分かりました。」

一体、何の電話だったんだ。。

マジで心臓に悪いぜ。。

あ、ハヌリだった。

ハヌリに電話をかけると１席だけ空いているとのコトで予約。

支度をして駅へ。

しかし、その道中やたらとパトカーや自転車に乗った警察官とすれ違う。

何で今日はこんなに多いんだ…!!

何もしてないハズだけど、今日のオレには響くぜ。。

ボスと合流してハヌリに入るとパイセンからメッセージが届いた。

『昨日は天才だったね』

ん…どういうコトだ？？

や、やらかしたか…

『昨日の記憶がまったく無くて本気で怖くなってます』

『何度もいけふくろうにいると伝えても電話来て、どこですか？？いけふくろうにいるって！どこですか？？の繰り返し無限ループ』

『ま、まじですか…本当にすみません!!』

『結局、置いて帰ったけど大丈夫だったか？？』

『まぁ、カクカクシカジカで…穴があったら入りたいとは、まさに今の状況で…』

『入れたいの間違いやろ！』

『そ、それはいつものコトでして…』

食用の豚として生まれてきたら、一体ボクの豚生はどうだったのだろう…

お腹いっぱいになったボスはラストオーダーも待たずに席を立ち上がる。

こっちは、まだ口の中に入ってるってのに御構い無しだ。

『今日これからどう？？昨日の反省会。』

『今、ちょうど出るとこです！どこにいます？？』

『ヤマダ電機。』

『オレも今ヤマダ電機です！』

スタスタ歩き始めるボスに傘を渡して、先に帰ってもらった。

ヤマダ電機の入口で待っているとパイセンがやってきた。

「昨日は本当〜にすみませんでした！！」

「いや〜昨日はヤバかったな!!相当おもろかったで!!」

「本当にすみません。。」

「大丈夫大丈夫、とりあえず反省会。どっか行こう。」

というコトで近くの小池へ。

「昨日はマジで無限ループだったぞ。いけふくろうに居るって言ってるのに、多分ワインバーかな？？に居て電話かかってきて、わかりました!!５分後に行きます！って言って、５分後にどこに居ますか？？って、また電話来て、いけふくろうに居るって言ってるのに、わかりました!!５分後に行きます！って、そんなのが５回くらいで、さすがに帰ろうと思ったら、また電話来て、どこに居ますか？？って、いけふくろうだって言ってるだろ！って言ったら、マックの前ですって、ちょっと前進して。やっと合流したけど、ベロベロだったから、こりゃアカンと思って、帰るぞって終電で帰ろうと改札入ったら、改札の向こうから待てよー!!って。」

「う…本当にすみません。。」

「あのあとは無事に帰れたのか？？」

「帰れたは帰れたんですけど…なぜか西口の天一に居て、ケータイ失くして、びしょ濡れでタクシーで帰って…」

「マジか…この前もだいぶストレス溜め込んでたみたいだからな。」

「この前グチらせてもらって、スッキリしたと思ったんですけどね…」

「電話でも、どうこう言ってたから心配で来てみたんだけどさ。覚えてる？？」

「それが、スッキリサッパリ今までに無いくらい記憶が無くて、パイセンと連絡取ってたのもさっき知りました。」

「マジか…まぁ、飲め飲め！飲んで忘れるぞ!!」

「は、はい…ほどほどに…」

「よし、何か面白い店行くか!!」

「どっかありますかね？？」

「とりあえず出てみるか!!」

東口をプラプラ歩いていると面白そうな店を発見。

前から看板を見て気になっていたメイドカジノ。

日本だから、もちろんお金をかけるコトは出来ないけど、きっと勝ったチップで飲食出来るスタイルなんだろう。

こういうお店面白そうと建物に入ってみるも、既に閉店。

残念、また今度だな。

近くのゲーセンの上にVR体験があったので、そこに行ってみたんだけど、コチラも閉店。

とりあえず、西口に行って見ますかというコトで西口に行ったんだけど…

黒い服のお兄さんたちがいっぱい。

そして、その中の数人が近寄ってくる。

ま、まさか何かやらかして、オレに復習するとか…

ボコボコにされて丸裸で正座とかのパターンじゃ…

裏の組織と繋がってるだろうから、ありえる…

もう、こうなったら覚悟を決めるしかない。

「兄さん…」

「は、はい…!!」

「昨日、大丈夫だったか？？」

「え、え？？」

「結構酔っ払ってるみたいだったからさ。」

「あの、昨日の私を知ってると…」

「うん、相当酔っ払ってたみたいで大丈夫か心配になっちゃってさ。あの後ちゃんと帰れた？？」

「帰れたは帰れたんですけど、いろいろやらかして…」

「そっかぁ…俺たちもちょっと声かけて見てたんだけど、仕事もしてたし、変に近づくとまずそうな感じだったからさ。」

「本当に失礼しました。。」

「大丈夫なら大丈夫だけど、今日はどう？？これから。」

「そういうコトなら…」

「よし、行きましょうか！」

「あの、おいくらほどで…」

「4,000円でどう？？」

「3,000円でお願いします。」

「しょうがないなぁ。。じゃあ、行きましょ。」

「ヤッケン、よくやるな。昨日やらかしたみたいなのに。」

「自分でもそう思います。変なとこ肝座ってる自分が怖いです。」

そこからはハプニングやトラブルなど起きるハズもなく楽しい夜になりました♪

シメに油そば!!

油そばなんて人生で３回目くらいかも…!!

いやぁ、それにしても昨日は一体何だったんだ。。

飲みすぎては無いハズ…

ボスが居た時は、そんなにグビグビ飲んでないし、ボスが帰った瞬間から記憶が急に途切れてしまった。。

久々にホントに怖いと思った。

自分が何をしでかすのか…

何だか最近の行動パターンは過去の病んでた時と似たようなパターン。

もうこれ以上、今の状況はヤバいのかもしれない。。

強引にでも状況を変えるしかないのか。。

とりあえず、自省の意味も込めて酒を数日禁ずるか。。

飲んでも記憶は保ちたい。

とか言ってたら、パイセンの記憶が無くなってたみたい…!!

しっかりしてたと思ったのに!!

ちょっと本気で自分に喝と気合い入れます…!!

To Be Continued →