Day862 2016.3.19 メキシコシティ26日目
先日、美魔女ことドロレスにコンサートのお誘いを受けたので、今夜はコンサート!!
それまでは、しっかり稼ぎましょう。
そうしましょう。
というワケで、いつも通りやってきたのはインスルヘンテス。
人通りも悪くないので、今日もイイ感じだな〜と思ってたら、何やら後ろで不穏な動きが…
唄いながら、後ろを振り返ってみると、20人くらいの若者が。
ん、めんどくさい感じになるのかな…と思って様子を見ているとオレの前に人だかりが出来始めた。
でも、その人たちの視線の先はオレではない。
明らかにオレを通り越している。
もう1度、後ろを振り返ってみると集団の中の2人が髪の毛を掴み合って、激しく揺さぶり合っている。
ん、ケンカか??
とも思ったんだけど、ケンカにしちゃあパンチもキックも出ない。
ひたすら髪の毛を引っぱり合って、もつれあってる。
な、何なんだコレ…
周りのヤツらも止めるワケでもないし。
全然、意味がわかんない。
そして、目の前の人だかりは増える一方。
あ、コレに便乗して唄えば、みんな聞いてくれるかも♪
と思いながら唄うも、みんな口を開けて後ろばかりの髪相撲に夢中でそれどころじゃない。
ち、ちくしょう…
ほどなくして、髪を掴み合ってる内の1人がダウン。
もう、息も絶え絶えって感じで、横たわってる。
え、ダウンする場面あった??
どういうコトなの??
全然、意味が分からない。
理解不能すぎる。。
勝者と思われる若者を囲んで集団は消えていった。
そして、ダウンしているヤツの側には女のコが1人残って、置いていかれた。
いや、ちょっと待て。
本当に本当に理解不能なんだけど。。
それを見届けた群衆は散り散りに去っていった。
あぁ、ちくしょう…
こういう場面では、やっぱりメタルをガンガンやって煽るべきだったか…
と謎の後悔も出てきたけど、よくよく考えたら、それも意味不明だな。
ほどなくして、警察が走ってやってきた。
きっと群衆の内の誰かが通報したんだろう。
残った群衆の内の何人かが「そいつらだ!」みたいなコトを「志村、後ろ後ろ!!」みたいに指差しながら言ってたけど、数人残っていた若者を無視して、その脇を警官は走り去っていった。
あぁ、もう意味が分かんない。
さすが、メキシコ。
なんて、思ってたら街灯が消えてしまった。
えー、まだ全然やってないのに…!!
街灯が消えてしまったら、通行人からオレの姿は見えない。
というコトは、興味を持ってくれる人が少なくなる。
何て言ったって、オレの1番の売りは甘いルックスだからね。
…………………………………。
いや、ごめんごめん。
言い過ぎた。
まぁ、変なアジア人が唄ってるってのをアイキャッチに足を止めてもらうってのもあるから、明かりが無いと興味持ってくれる人半減しちゃうんだよね。
どうしよう…と思ってたけど、案の定足を止めてくれる人の数が一気に減った。
こりゃ、ツラいぞ。。
なんて、思ってたらドロレスがやって来てくれた。
「まだ時間あるから大丈夫だよー。」と言ってくれて続けたけど、コレ以上やっても無駄そうなので21:30で切り上げ。
1時間半やったけど、いつもの半分くらいじゃないかなあ。
あぁ、しんどい。。
荷物を片付けて、歩き出すと街灯に明かりが灯った。
マジでギャグなのかよと思うくらいにタイミングが良過ぎる。
もう笑うしかなかったね。
まぁ、片付けちゃったし仕方ないので、一旦荷物を置きに宿へ。
見てくれてた人から差し入れでもらったケンタッキー!!
久々のケンタッキー美味かったなー!!
でも、調理方法が違うのか衣がすっごいカリッカリで固いくらいだった。
コレはコレでありだけど、日本のケンタッキーの方が好みかな!
では、荷物を置いたら会場のBizarroへ。
本日の出演は、この人。
Javier Corcobado & Edgar Torres。
ドイツ人のアーティストみたいで、ココで昨日今日明日の3日間ライブをやるんだと。
会場内では既に演奏が始まっており、熱狂的なファンたちによって盛り上がっていた。
この神々しいハゲスキンヘッドのおっさんがメインの人みたい。
思ってたよりも年齢いっていて、おじいちゃんかと思った。
曲自体はカッコよくて、すっと会場に溶け込むコトが出来た。
それにベースがイイ感じのラインを弾いているのが印象的でベースに耳がいった。
普段聞く音楽と全然違うジャンルだったけど、たまにはこういうのもイイな。
新しいジャンルの音楽を聞くコトによって受ける刺激というのは、たくさんある。
それにCDで聞くのと違って、実際に生の音で聞くと更に興味を持てるようになる。
こういった機会をくれたコトに感謝。
ありがとね!
全然知らない曲ばっかりだったけど、十分に楽しめた。
いつの間にか南米に居る間に音楽に合わせて身体を動かすのに慣れてきたのかな。
音に乗せて身体を動かすのが、とても気持ちよかった。
アンコールを終えて、バンドが引くと次にDJが出てきてライブハウスはクラブに変わった。
お酒を飲みながら、ドロレスに誘われて踊っていると後ろでメキシコ人にムービーを撮られていた。
別に撮るのは構わないけど、バカにしてんのかな〜と思って、「どうしたの?」って聞くと、「べ、べ、別に…!!」みたいな感じでサッとケータイをしまった。
ん〜感じ悪。
メキシコ人、シャイなのは分かるけど、コソコソ変なコトするから嫌いなんだよな〜。
「よ〜、アミーゴ!!」とか陽気な感じで絡んでくる人がイメージと違って、意外と少ない。
どちらかと言ったら、陰湿なヤツが多い。
南米だと指さして「チーノ!」と堂々と言われるコトはあるけど、メキシコだと道を歩いていて、通り過ぎざまに耳元で「チーノ…」とボソッと言ってくる。
コレ、結構ムカつく。
言われて気付いた時には相手は、もうどっかに言ってるワケだから。
コレが何回か続くと結構なフラストレーションになる。
1回面白かったのは、駅のエスカレーターで後ろに居た子供連れのおっさんが目を合わせず明後日の方向を見ながら、ずっと「チーノ…チーノ…チーノ……」とボソボソ連呼してきたコト。
思いっきり顔近づけてガン見したけど、一切目合わせなかったからね。
変な人たちだ。
そんなワケで、今回も変なアジア人が踊ってるのが珍しかったんだろう。
でも、よくよく見てみるとフロアで踊ってる人って、ほとんど居ないんだよね。
みんな壁際に張り付いて、チラチラ見てる人ばっかり。
女のコに踊りいこうと誘われても、断ってなかなか行かない。
ん〜、やっぱシャイなんだな。
ようやく壁から剥がれてダンスし始めたんだけど…
うん、そりゃ踊るの断るわな。
めっちゃヘタクソだもん。
タコ踊りじゃん。
メキシコ人って結構踊るイメージあったんだけどなー。
陽気なイメージだし。
でも、実際目に映るのは、クラスの陰湿キャラって感じ。
ん〜やっぱ、自分の目で見て肌で感じるのとイメージってのは全然違うんだなって再認識!!
踊り疲れたので、イスに座ってお酒タイム。
相変わらずBizarroという名前通り、奇妙なインテリアがいっぱい!
って、コレ……
すげぇな…
しかも、作品名が“Till Lindemann”。
Rammsteinのボーカルの名前じゃないっすか…!!
まぁ、何となく理解出来ますけど。
きっと、Rammsteinからインスパイア受けて作ったんだろうなぁ。。
いやぁ、それにしても楽しかった!!
ドロレス、ありがとね!!
もう帰ったの何時か覚えてないけど、シメのつけ麺は食べたみたい!笑
To Be Continued →
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