Day999 2016.8.3 ニューヨーク68日目
メトロポリタン美術館からバスに乗ってやってきたのはAPOLLO THEATER!!
ハーレムに位置するアポロシアターはアメリカで最も著名なクラブ。
ココで演奏できるは、とても光栄なコトなのです!!
和田アキ子が東洋人として初めて単独ソロ公演を行ったコトは記憶にも新しいのでは??
ちなみに東洋人で初めて公演したのは一世風靡だそうです。笑
そんなアーティストの憧れの地でパフォーマンスするのは若干19歳のタクローくん!!
先日ショータくんの個展に行った時に知り合った将来有望な男!
ちなみに同居人のお嬢ちゃんと同じ職場だそう!!
世間は狭いね〜。
そんなタクローくんがアポロシアターでパフォーマンスするのは、もちろん単独ではなく、これも有名なアマチュアナイトというイベント。
このアマチュアナイトというイベントはアメリカンドリームを夢見て、スターを目指す若手たちの登竜門的なイベント。
毎週水曜日に開催されて、その上位者が月に1度行われる”SHOW OFF”に出場でき、さらに勝ち上がると3か月に1度行われる”TOP DOG”に出場、さらに勝ち上がると11月に行われる”SUPER TOP DOG”に出場して年間チャンピオンが決まるのだ!!
もうそこまで勝ちあがったら、実績として申し分なし!!
多くのレコード会社から契約の話が来るでしょう!!
そんなアマチュアナイトのオーディションを勝ちぬけ、SHOW OFFに出るコトになったタクローくん。
応援せずには、いられないでしょう!!
チケットは29ドル。
中に入ると既にDJが音楽を流して、客席を盛り上げてました。
客席で踊る人、通路で踊る人、ステージに上がって踊る人…もう既にアマチュアナイトを楽しむ観客たち!
そうこうしているとDJタイムが終わり、アマチュアナイトの歴史を振り返るビデオが流され、バックバンドの演奏でMCが登場して進行開始!!
ようやく本番が始まるのかなと思ったら、客いじりや演奏がめちゃくちゃ長い!
これはこれで面白かったんだけど、タクローくんを応援する身としては、早く彼のパフォーマンスを見たい!!
30分以上が経って、ようやくパフォーマーが登場!!
あれ…??
ちびっこばっかじゃん。
まさか、タクローくんちびっこ部門に出場するの??
ちょ、ちょっと待ちなさいよ…!!
どういうコト!?
なんて思ってたら、コレは5才〜15才の部門だったみたい。
そりゃ、そうだよね…
よかったぁ。。
でも、ちびっこマイケルジャクソンは本当に上手かったな!!
キレッキレで他の子たちよりも群を抜いて上手かった。
そして、お待ちかねの大人部門!!
1人1曲、だいたい4〜5分の持ち時間かな。
最初は弾き語りの女性。
曲が盛り上がってくると観客が立ち上がる様子は欧米かっ!!と言いたくなってしまう!
みんな、楽しむコトに関しては抜かりないですな。
次はシンガー。
そして、お待ちかねタクローくん!!
平井堅みたいな甘い声で歌い上げていく!!
いいぞッ!!その調子でやったれ!!
あれ…??マイケルジャクソンやるみたいなコトは聞いてたけど、変なの出てきた。。
そして、そのままタクローくんはステージ袖へと消えていった。
え、短くない??
他の人4〜5分やってたのに2分もやってないんじゃない??
一瞬で消えちゃった。
どういうコトなの??
何かトラブル??
結局、謎のまま次のパフォーマーの出番になってしまった。
シンガーの他にラップ、アルトサックスのパフォーマーが出てきた。
最後のパフォーマーの時は割れんばかりの拍手とスタンディングオベーションだった。
全員のパフォーマンスが終わり、ここから次のTOP DOGへ進むパフォーマーを決めるようだ。
その方法は会場の拍手の大きさを測定するというもの。
モニターが下ろされ、その前にパフォーマーが並んだ。
しかし、そこにタクローくんの姿はなかった。
もしかして…というモヤモヤが頭に浮かんだ。
淡々と進行を眺めた。
次のステージに進むのは、この3人。
スタンディングオベーションの凄かったシンガーとアルトサックスとラッパー。
ラッパーなんて全然良いと思わなかったのに…歌詞が良かったのかな??
悶々としながら出口に向かった。
近くにいたリオが「残念だったね。ブーイングが出ちゃったから。もう少し見たかったね。」と言った。
やっぱり、そういうコトだったのか。
他の人にも話を聞いてみたんだけど、どうやらブーイングが出てしまったコトで強制終了させられたみたい。
立ち上がって楽しむのもそうだけど、その逆…面白くないものにもストレートにぶつけてしまう、そういう国民性。
しかも、強制終了を食らった後からダンスを取り入れたパートで盛り上がる部分だったみたい。
前回も少しブーイングはあったけれど、そのパートから巻き返して勝ち上がったんだというから、本人は悔しくてたまらないだろうな。
審査の時、1人ステージ裏に居たであろうコトを考えると辛すぎる。
オレだったら、ヤケになるな。。
残念な気持ちでいっぱいになりながら外に出るとタクローくんの姿があった。
何て声かけたらイイんだろう。
月並みな言葉はかけたくない。
「お疲れさん!どう??ステージは楽しめた??」
「すいませんでした…せっかく来てもらったのに。ステージは良かったんですけど。。」
「まぁ、しょうがないよね。でも19歳でアポロシアターのステージに立ったんだから、それだけでも光栄なコトだよ!!」
「はい、また諦めずやっていきます!!」
そうだよ、別にアマチュアナイトがすべてじゃないし、そこで勝ち上がったとしてもアマチュアの王様。
音楽で勝負したいなら、もっともっと広いところで戦わないと。
まだまだ戦うべき相手は多いし、成長の余地もたくさんある。
これからだよ!!
下からの刺激は焦る反面、もっと頑張らなきゃと思える。
イイもん見させてもらったよ!!ありがとう!!
お互い頑張っていきましょう!!
To Be Continued →
〜Apollo Theater〜
住所: 253 W 125th St, New York, NY 10027 アメリカ合衆国
HP: apollotheater.org
電話: +1 212-531-5300
Day999-2 アメリカンドリームの登竜門アポロシアターでアマチュアナイト!!

2013年11月から3万円とギターを持って世界一周の旅へ!!路上演奏とアイデアで稼ぎながらサバイバル!!知識と技術で生きていく!!をモットーに活動中!!
メディア出演や執筆のお仕事はコンタクトからご連絡ください!

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