Day965 2016.6.30 ニューヨーク34日目
「はい、コレあげる。ポーランドのお菓子よ。かなり甘いから少しずつカットして食べてね。」
「ありがとう。」
「じゃあ、ありがとね。」
「気をつけて。」
チェックアウトする時にポーランド人カップルの女性の方がやってきて、ポーランドのお菓子を置いていってくれた。
心中、複雑な気持ちで受け取った。
結局、心のモヤモヤが整理しないまま、全員がチェックアウトした。
遡るコト、半日前。
シャワーを浴びようとバスルームに入ると何だかいつもと雰囲気が違った。
あ…シャワーカーテンが壊れてる。。
引っかかったのか何なのか原因は分からないけれど、とにかく壊れている。
朝、自分がトイレに入った時は壊れていなかった。
というコトは、ココに泊まっているメンツの誰かがやったコト。
コレに間違いはない。
ポーランド人カップルかイタリア人カップルの4人の内の誰か。
正味、シャワーカーテンに関しては、直せば何とかなりそうな気もしないでもないけど、誰も何も言ってこないのが気味悪かった。
「ごめん、シャワーカーテンやっちゃった…エヘ」くらいに言ってくれば、そっか〜と一言で終わるんだけど、何も言ってこない…この状況がイヤだった。
怒りはしていない。
けど、真実も知りたい。
張り紙でも貼ってみるか。
“誰がやったの??怒ってないから真実知りたいだけ”
そう書いてみたけど、後から思えば少し怒っていたのかも。。
その張り紙を見て、イタリア人カップルは話しかけてきた。
「アレ、壊れちゃったのかい??」
「うん、今朝見た時には何ともなかったんだけど、夕方にシャワー浴びる時にああいう風になっててね。」
「そうか…僕たちはやってないけどね。ん〜誰だろう。」
「まぁ、真実を知れればそれだけでイイんだけどね。」
もう1組のポーランド人カップルは、その日何も言ってこなかった。
そして、今日のチェックアウト時にお菓子を持ってやってきたワケだ。
しかし、シャワーカーテンに関しては何も触れずに。
ん〜、このお菓子は謝罪の気持ちなのか、それとも単純にお世話になったからとくれたのか…
心中複雑である。
言われた通り、小さくカットして食べてみたんだけど、とても不思議な味がした。
甘いと言っていたけれど、そんなに甘くなくゴマの味なのだ。
美味しいか美味しくないかと言われたら美味しくはないかな。。
コレがまた気持ちを複雑にさせてくれた。。
全員がチェックアウトしていき、部屋の掃除をしていると、また驚くべきものが飛び込んできた。
壁に穴が開いてる…
ウソだろ…!?
この部屋を使っていたイタリア人カップルは既にチェックアウトしてしまった。
彼らにやられたか…
保証金ももらっていないので、どうするコトも出来ない。
自腹で修繕か…
いつもこうだ…稼げたと思うとお金が飛んでいく。
どれだけ、タダ働きしてきたんだろう。。
打ちひしがれていた時に、ふと思った。
何も言わずに出て行ったイタリア人。
彼らがシャワーカーテンをやったのかもしれない。。
あぁ、もう何が何だか分からないよ。。
あ…ちょっと待てよ。
まだ人が入る前にサイトに掲載するように撮った写真がある。
一応、見てみるか。
あ…!!
まだ誰にも貸す前から穴が空いている!!
というコトは誰のせいでもない!!
無実のイタリア人カップルを疑ってしまった。。
シャワーカーテンの件があったから、疑心暗鬼になってしまった。。
とにかく誰かが壊したというコトじゃなくてよかった。。
安堵で満たされ、再び掃除をしていると一度内見に来た人がスーツケースを持ってやってきた。
どうやらココに決めたらしい。
というコトは、2部屋貸し出している内の1つは使えなくなるというコトか。。
結構な痛手だなぁ。。
明日からの入居だけど、今日から掃除をしたいらしい。
大阪出身の8コ上のお姉さん。
結構、ハッキリしているタイプの人。
言いたいコトは何でもズバズバと言ってくる。
部屋の中にあった前の住人が置いていったモノは容赦なくゴミ箱に放り込んで行った。
その辺はもう彼女の好きなようにさせよう。
そう思い、自分の範疇で掃除をした。
溜まったゴミを外に出しに行ったその時、外で大きな音があった。
事故だ。
車同士の接触で大したコトは無さそうだったけど、警察や消防がやって来て長いコト、その場にいた。
また明日やって来ると言って姉さんは帰って行った。
それと入れ違いで、今度は黒人カップルがチェックイン。
長い車旅でお疲れだったらしく、家の説明も終わる前に部屋に入っていき、この日姿を見るコトはなかった。
そして、もう1件新着で予約が入った。
コレも黒人の女性。
今日行きたいからとメッセージをもらった。
22:30の時点で、「もう少しで着く。」と連絡があったのだけど、0:00を回っても何も連絡はなかった。
しかも面倒なコトに、この隙に他の人が即予約確定というのをしてしまい、返金やらキャンセル変更などの手続きをしなければならなくなってしまった。
予約確定をした人に謝罪の連絡を入れて、Paypalで返金措置などして何とか事なきを得た。
しかし、黒人の方からは連絡が一切ない。
2:00にメールをしてみると「もう少しで着く。」とまた連絡があった。
こちらの苦労も知らずに、ふざけたような回答ばかりしてくる。
3:00の時点で我慢出来ずに「バカにしてるのか??」と送った。
しかも、通信エラーのせいで同じ文章を3回も送っていたらしい。
まぁ、いいか。
今日は何だか色々と考えさせられる1日になってしまったなぁ。。
To Be Continued →
Day965 お国柄なのか何なのか…大変な1日だった
2013年11月から3万円とギターを持って世界一周の旅へ!!路上演奏とアイデアで稼ぎながらサバイバル!!知識と技術で生きていく!!をモットーに活動中!!
メディア出演や執筆のお仕事はコンタクトからご連絡ください!
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