Day887 2016.4.13 ラスベガス5日目
すっかりカジノブログになってしまった今日この頃。。
最近、ガラにもなく移動続きで、体力が消耗されているのか、今日はのんびりゆっくり起床。
う〜ん、沈没したい!!
カジノで50ドルずつ毎日勝てれば、このままラスベガスに沈没できるなぁ…と夢想しながらベッドでぬくぬく。
あぁ、実家のチワワのナノンさんとぬくぬくしたい。
今日は何やら、一緒にアメリカ横断をしたいという女子が会いに来るそうで、オレと一緒にアメリカ横断したいなんてヤツはよっぽどの間抜けか男に飢えたロンリーガールか〜と鼻をほじりながら話を聞いていたら、アフリカを縦断したという強者らしい。
ほぅ、そりゃ1つ面白い話でも聞かせてもらおうか。
なんてコトは露とも思わず、相変わらずな人見知りのせいで緊張ばかりしていた。
夕方になり約束の時間17:00をピッタリ1時間過ぎて晩ゴハンの準備が終わった頃にウワサの強者、サオリちゃんはやって来た。
ほほぅ…巷で遅刻魔の異名を囁かれるオレを待たせるとは、確かに肝の据わった輩だ。
「バス途中で降りたら、ホテルまで思いの外距離があって…!!しかも、バスそのまま直進するし!!」
ふむ。
そこは確認しよう。
既に晩ゴハンの準備は終わっていたので、本日も特設ディナー会場ことプールサイドで夕食をとるコトにしよう。
スーパーで手に入れた格安のレバーや砂肝たちを炒めながら、会話を楽しむ。
人見知り…そう、あえて先ほど触れなかったが、長年の読者の皆様なら周知の事実…オレは人見知りだ。
いや、正確に言うならば相手の心のドアの開き具合で接し方が変わってくる。
相手のドアが開けっぴろげなら、オレもズケズケと会話に入っていけるのだが、半開き…それ以下だと生来の人見知りっぷりを発揮してしまう。
ドアが開いてないなら尚更だ。
高校時代、キリスト系の学校に通っていたのだが、その時に教えられた聖書の一節にはこう書いてあった。
“叩きなさい、そうすれば開かれる”
高校を卒業して10年近く経った今、1つだけ言えるコトがある。
ノックしても開かないドアはあるんだよ。
そう…あえて言おう。
会話を投げかけても完全に無視、もしくは自分が投げかけた以上に強くなって返ってくる言葉があるんだというコトを。
話を戻そう。
このサオリちゃんが、決して心を開かないタイプだと言いたいワケではない。
ただ、彼女は半開きなのだ。
オレにとって、なかなか難しいタイプである。
この後、彼女の扉は開き、オレが投げかけた以上にパワーを持って返ってくるコトになるのだが。
彼女、なかなかのクセモノである。
夕食もひと段落して、カジノに行く手筈になっていたらしい。
まぁ、そういうコトなら付いていかないワケにはいかないだろう。
ホテルから中心地に向かう無料のシャトルバスが出ていたので、それに乗り込み、ラスベガスの中心に向かった。
先日やって来た時は昼間で、ベラージオの噴水は、まだ本領を発揮していなかったらしい。
たまたま通りがかった時に噴水ショーをやっていたので、チラ見してみた。
水がビャ〜ッとなって、照明が当たっている。
よし、カジノへ行こう。
有名どころのパリスへ行ってみた。
サオリちゃんはカジノ初体験らしく、ココで勝負を仕掛けたいらしい。
しかし、どのテーブルもレートが高すぎてイマイチ。
他を回って、ようやくそこそこのレートのテーブルがあったので、席に着いた。
「パスポート見せて。」
え…パスポート必要なのか。。
今日、たまたまパスポート出してきてしまった。。
仕方なく諦めて、ゲームには参加せず見てようと思ったのだけど、ディーラーからの次の一言でブチ切れた。
「パスポートが無いなら、席に座るコトは出来ないし、近くに居るコトもダメ。このテーブルから離れてください。」
やんわりとした出禁宣言。
こんな扱いは初めてだ。。
帰ろう。
何だか一気にムシャクシャとガッカリとその他諸々の感情が押し寄せてきた。
この一件だけでなく、それまでに溜まってたモノが一気に吹き出た感じ。
さ、帰ろ。
帰りのシャトルバスまでは、かなりの時間があったので、仕方なしに徒歩でホテルまで一直線。
あー、なんだかなぁ。。
今日はホテルのカジノだな。
部屋に戻り、荷物を置いて本日の戦場へ。
いつものブラックジャックの席に着き、様子を見ながら賭けていく。
こういったムシャクシャしてる時に賭け事なんて、やるもんじゃないな。
どうせ負ける。
そう思いながらも続けてしまった。
30分、1時間もしない内に手持ちが膨れ上がった。
ザッと見、300ドルプラス。
少なめに見積もっているから、恐らくもう少し勝っていただろう。
ただ、ゲームを終わらせるには時間が早すぎる。
手持ちが膨れて気が大きくなって、掛け金が倍…いや、それ以上になっていった。
コレはギャンブル中毒の症状だな。
今日は勝つためにやってるというよりは、このモヤモヤを解消するためにやっている…そんな言い訳すら浮かんできた。
結局、朝日が昇るまでテーブルに張り付いていたよう。。
結果はマイナス125ドル。
何とも言えない安堵の気持ちと燃え尽きた感が残った。
あぁ、ハマっていく…落ちていく…という感じなのかな。。
To Be Continued →
今日の移動距離…2マイル(3.2km)
Day887 叩きなさい、そうすれば開かれる…
2013年11月から3万円とギターを持って世界一周の旅へ!!路上演奏とアイデアで稼ぎながらサバイバル!!知識と技術で生きていく!!をモットーに活動中!!
メディア出演や執筆のお仕事はコンタクトからご連絡ください!
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