Day868 2016.3.25 メキシコシティ32日目
今日も頂き物の生麺。
もう読んでくださってる方も飽きたと思うけど…ね、一応。笑
野菜とかしっかり入れて食べたら、もっと美味いんだよな〜。
分かってるんだけど、買いに行くのが…
めんどくさ…いや、腰の調子が悪くて、なかなか買い出しに行くのがね…!!
そんな具無しつけ麺を食べてると正面で何やら真剣な顔つきでパソコンとにらめっこしてる男が…
「コーヘー、何やってんの??そんな真剣な顔して。」
「ヤッケンさん…俺、今マジに考えてるんすよ。あーーーー!!どうしたろイイんだ!!」
「何々??何やってんの??」
コーヘーのイジっているパソコンの画面を覗くと、こんな画面が。
「コーヘー、何これ??」
「俺、もうすぐ日本帰るじゃないすか。だから、その前にどうしてもヤリたいんすよ!!」
「あ〜なるほど。それなら、そこら辺の立ちんぼでイイじゃん。」
「違うんすよ!!ヤッケンさん、俺がヤリたいのは、そういうのじゃないんです!!」
「でも、そういう画面じゃん。」
「そうなんすよ。ただ、立ちんぼだと変な所に連れてかれて、怖い人たちが出てくるかもしれないじゃないすか。」
「結構、行ってる人居るけど、大丈夫だと思うよ。」
「え、みんな3Pしてるんすか!?」
「は、3P??」
「そうなんすよ、俺がヤリたいのは3Pなんすよ!!だから、その辺の立ちんぼじゃ、ちょっと怪しくて今真剣に探してるんすよ!!」
「ちょ、そういうコト!?」
「いや〜困ったなあ。ちょっと他の人にも相談してきます!!」
ん〜若いって素晴らしい。
というか、欲求に対して貪欲なのが、素晴らしい。
さて、支度したら今日は路上に行きますか。
支度を終えて、いざ出発!!
「………!!わかりました!!ATM行って、お金おろして、それだけ持って行ってきます!!」
「お、出陣か。メキシコシティ、オカマいっぱい居るから気をつけろよ〜。」
「わかりました!大丈夫っす!!イッてきますよ!!」
戦場に向かう男の背中のようだ。。
さて、オレもインスルヘンテスで一暴れするかー。
メトロバスでインスルヘンテスへ向かい、いつもの場所へ。
あちゃー、セマナサンタ(復活祭)の影響か人が全然居ない。
いつもの三分の一くらいしか人が居ない。
困ったなぁ。
それに、物売りたちの姿も見えない。
こりゃ、別の所に人が集まってるか、みんなバケーションで郊外に遊びに行っちゃってるのかなぁ。。
とりあえず、様子を見て荷物をおろそうとすると、すぐに警察に声を掛けられた。
「ココでやっちゃダメだよー。」
「え、ホントですか??ココならイイって、他の警察の方が言ってましたよ。それにパーミッション取りに行った時も歴史地区とかコヨアカンはダメだけど、この辺りだったら問題無いって教えてもらって、いつも週末はココでやってるんですけど、何で今日はダメなんですか??」
「ん……ほら、今日はこの通りに誰も居ないだろ??物売りとか。一斉に排除したんだよ。」
「確かに今日は誰も居ませんねぇ。えー、それでも困っちゃうなあ。メトロの中で財布取られて、全然お金持ってなくて、何とかして稼がないとどうしようもなくて、宿代どころかゴハン食べるコトも出来ないんですよお。あー、困ったなあ。どうしよう。そこのカジノの前は公共の場所だからダメだって言われたけど、少し下がったココなら、やってもイイって別の警官が言ったんだけどなあ。ああ、困ったなあ。」
「はぁ…わかった。今日はココはダメだけど、もう少し下がったターミナルでやりなさい。」
「ターミナルならイイんですかあ??そっかあ、ターミナルかあ。じゃあ、ターミナルでやりますねえ。」
「あぁ、ターミナルに行きなさい。。」
ちくしょー、ココで出来ないのか。
ターミナルでやってもイイって言ってもらえただけ、マシだけど、この通路からターミナルに出ると人が分散しちゃうし明かりも無いから、厳しいんだよな。。
まぁ、でも仕方ないか。
移動して演奏開始。
案の定、人の流れは通路を出た瞬間に分散して、なかなか足を止めてくれる人が少ない。
少し距離を置いて、見てくれる人も居るんだけど、やっぱり距離があるとチップを入れずにそのまま行ってしまう。
うむむ、困った。
それでも、続けないコトには何ともならん。。
折れかけた心を必死に支えて、唄い続けた。
すると、ポツリポツリと反応があり、1人止まると2人3人と止まるようになった。
しかし、1人離れるとそれにつられて、みんな離れていってしまう。
そんな状況が何回も続いた。
そんな中、若者のグループが話しかけてくれた。
「何かX JAPANは歌えないですか??」
「1曲だけなら出来ますよ。」
リクエストに応えて、演奏した。
「すごい!!すごすぎる!!今、撮ったビデオをイベントのページに載せてもイイ!?」
「どうぞー。」
「この名刺にページのURLが載ってるから、また見てみて!」
何やらアジア、特に韓国と日本の文化が好きなグループの人たちのようだ。
イベントに出て欲しいというオファーももらったので、また連絡するコトに。
気付けば、もう22:00。
今日はもうお終いだな。
ケースの中を覗くと、今日はサッパリだった。
差し入れにもらったのは地下鉄の切符とプレッツェル。
うーん、セマナサンタの間は厳しいかも。。
こりゃ、メキシコシティ厳しくなる一方だな。
宿に戻ると宿泊者たちがザワついていた。
「みんな、どうしたんすかー??」
「まじウケるっすよ!!」
「何が??」
「コーヘーっすよ、コーヘー!」
「あぁ、楽しんできたんすね。」
「いや、もう楽しんできたとか、そういうレベルじゃないんすよ!伝説っすよ、伝説!!」
「まじ??伝説??ちょっと、教えてよ!」
「コレばっかりは、本人に聞いた方がいいっすよ!!」
「マジか〜。後で会ったら聞いてみよ!」
後日、コーヘーの口から驚愕の事実を聞いて、震えが止まらなかった。
爆笑で……!!
To Be Continued →
後日聞いた伝説のお話はコチラから!→Day870 3Pしようと思ったら4Bって…もはや語り継ぐべき伝説。
Day868 性…いや、欲求に貪欲なのは素晴らしい。
2013年11月から3万円とギターを持って世界一周の旅へ!!路上演奏とアイデアで稼ぎながらサバイバル!!知識と技術で生きていく!!をモットーに活動中!!
メディア出演や執筆のお仕事はコンタクトからご連絡ください!
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