Day236 2014.7.2 フィレンツェ2日目
フィレンツェ、初路上。
さて、どんなもんかしら。。
フィレンツェの警察は厳しいらしく、見つかったら止められてしまうとのコトなので、こっそりひっそりとやらなければならない。
別に悪事を働いてるワケじゃないんだけどさ。
止められたら、生活費稼げないし、現時点でケツに火が点いてる状態だから…
そもそも、バスキングや路上でお金を得るコトを稼ぐって言うのやめようかな。。
何だか商売でバスキングやってるみたいだよな。。
今、気付いたんだけど感覚がマヒしてたわ。。
自分の労力を人に楽しんでもらって得た対価だから、稼ぐという言葉は間違ってないのかもしれないけど、やっぱ旅しながらバスキングしてると、どうしても、応援や時としてお情けの気持ちを見えるものとしてお金をもらっているなと感じるコトがある。
それを否定するつもりは無いんだけど、どうしても目が行くのは結果、つまり最終的な”あがり”と呼んでいる合計金額。
今日はいくら稼げて良かったとか、今日はこれしか稼げなかった最悪…とバスキングから帰ってあがりを数える時にそんな気持ちについついなってしまう時が少なくない。
でも、その小銭の数だけ、自分のコトに意識を向けてくれたり、純粋に自分のパフォーマンスを楽しんでくれた人がいるというコトを忘れてはいけない。
人はどうしても、過程よりも結果を求めてしまう生き物だから仕方ないと思う部分もあるけど…
大事なのは、自分のパフォーマンスや熱意に対して心動かされて、小銭という媒体を通して応援してくれた人がいるというコト。
そして、その気持ちが自分たちを生かしてくれて、旅を続けさせてくれるんだというコトを忘れてはいけない。
1時間で10ユーロしか入らなかったと嘆いているコもいるけど(誰かバレちゃいますねw本人にはネタにさせて頂いた詫びとしてコメントでアドバイスしときます。たぶん)、日本円に換算したら、約1,400円だよ??
少ないかな??
てか、1時間10ユーロ、2時間で20ユーロだったら割と稼げてると思うんだけどな…
本人たちもバスキングしたら、楽して稼げると思ってないと思うんだけど。
それでも、お金が無いっていうんだから、何に使ってるんだろう??
ハイシーズンのヨーロッパとは言え、1日30ユーロあったら安宿と1食外食は確実にイケるから問題無いと思うんだけどなぁ。。
それをやりくりして、移動費や次の街での生活資金に充てたら、何も問題無いと思うんだけど…
何せ、俺の平均的な1時間のあがりは7ユーロですから…笑
チクショー!!俺より稼いでるじゃん!!笑
まぁまぁ、計算方法も色々あるんで、一概に7ユーロとは言えないけど、ホントに不思議なコトにドコの国に行っても1時間辺りのあがりが日本円換算で約1,000円になるんだよな。
それでも、こうやって9ヶ月近くさまよってられてるんだから、支出の見直し等してみては如何でしょうか??
みんな気になる俺の収支も来週くらいから晒していこうと思いますんで、お楽しみに!(ナポリ辺りから収支表付けるのサボっちゃったからさ…)
結構気になってる人たちが居るらしいからね…!
実は俺が金持って旅してるんじゃないかってね!
ま、金ならあるけど…バスキングは趣味みたいな感じかな…??
とか言ってみてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!
話は大逸れしてしまったけど、とにかくフィレンツェでもどれだけ多くの人の心を動かせるか。
俺の熱意を伝えるコトが出来るか…
よっしゃ!!やってやるぞ!!
準備を終え、いざ唄うぞ…
あ、警察だ……
サササッとゴキブリの如く隠れ回る。
こ、こんなんじゃ出来ねぇ。。
もうこうなったら、お説教覚悟で強行突破だ!!!!
ギターを構えて唄い始める。
チラホラと足を止めて、聞いてくれる人がいる。
お、フィレンツェ意外とイケるか??
よし、この調子で…
やべ、パトカーだ…!!!!
えぇい、ままよ!止めれるもんなら止めてみやがれッ!!
ブーーーーン…
おっしゃ、スルーしてった!!
イケる、イケるぞッ!!
その後も気にせず、唄い続けるが目の前を通るパトカーがコチラを気にする様子は無い。
何だ、全然警察厳しくないじゃん!!
フィレンツェ余裕、余裕!!
誰だよ、フィレンツェ警察厳しいとか言ったのー!!アッハッハ……
キキッ…!!
むむむ、パトカーじゃあないか。
俺に何か用か??
静かにコチラを車内から見ている警官。
静かにコチラを見つめたまま、人差し指を立ててメトロノームのように指を振る。
ノンノンノン
「何だ貴様は。俺様のパフォーマンスに文句でも付けようと言うのか??あい きゃんのっと ぷれい ひあー??」
静かに首を立てに振る警官。
俺がその場を離れるまで動かないパトカー。
やっけんK.O.
荷物をまとめて、その場を離れた。
さっきまでパトカー何台も通ったのに何で今回だけ言われるんだよ、ちきしょー!!
後々、判明するコトなのだが、フィエンツェには警察が何種類か存在し、それぞれ管轄も違い、パトカーや制服の色も異なるのだ。
・水色と薄いパープルみたいなパトカー(警察の一種。)
・紺色(警察の一種。)
・白に赤のライン(バスカーの敵警察の一種。)
・白に黄色のライン(警備員。たぶん)
白地に赤のラインのPOLIZIA MUNICIPALEってのに注意しなくてはならないらしい。
他の警察は何も言ってこない。
何かこんなコト描いてると罪犯してるみたいだよな。。
結局、ろくすっぽ路上出来ないまま意気消沈でKさんの所へ行った。
相変わらず、人垣が出来ててスゴいな〜。。
ローマの時もそうだったけど、俺の前は素通りでいくけど、Kさんのパフォーマンスに釘付けにされている人たちをみると何だか悔しいというか嫉妬みたいな気持ちが出てくるんだよな。
嫉妬って言っても、ガチなヤツじゃなくて軽いジェラシーみたいな。笑
この差は、もちろんやってるパフォーマンスの種類が違うからってのもあるけど、まだまだ自分が未熟な部分が多いからだろうな。
悔しいんだったら、自分の芸を磨いて人の心を動かせるようなパフォーマンスの技術を身に付ければいい。
人があぁだからこうだからの前に自分が披露するパフォーマンスを見直さないとな。
俺も人を惹きつけられるような技術を手に入れるぞ、頑張って!!
努力・忍耐・根性って言葉が大っ嫌いだけど。
でも、やるよ。
人を喜ばせたいとか、笑顔が見たいからって言っても、結局はそうしたいって思う自分のためだから。
To Be Continued →
Day236 何のためのバスキングか〜自戒を込めて〜
2013年11月から3万円とギターを持って世界一周の旅へ!!路上演奏とアイデアで稼ぎながらサバイバル!!知識と技術で生きていく!!をモットーに活動中!!
メディア出演や執筆のお仕事はコンタクトからご連絡ください!
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