Day220 心の窓枠から見える景色

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Day220 2014.6.16 ローマ三度12日目


“ピースハイカー”って言葉知ってますか??

先日、スロベニアから来たカップルに教えてもらった言葉なんだけど、バスキングで得たお金を旅の資金に充てる人のコトを言うそうです。


今の自分は、まさにピースハイカー。


平和を求めてやってると言うよりは、自分の心の平穏を求めるためにやってるんだけどね。



久々に”へぇ〜”ってなりました!


今や旅行しながら生きる人をパーマネントトラベラーやらパワートラベラーやらと変な肩書きで呼ぶコトが増えてますけど、ややこしくて良く分かんないや…!って思っちゃいます。

俺は俺。


無職!

放浪者!


でイイと思うんだけどなぁ。。


そんなコト言いながら、次に目指す所は冒険家と決めたんだけどね。


新たな目標が決まって、それに向けての高揚感と恐怖感が同時に襲ってきて、頭がおかしくなりそう。


だけど、やっぱ楽しいというか興奮する!


あぁ、ココにこうして存在して、色んなコトにチャレンジ出来るのが嬉しい!!



今日も窓枠の中から見える空の色はどんよりとした鈍色が広がっていた。

昨日休んでしまった以上、今日行かないという選択肢は無い。

もう6月も後半に迫ってしまった。


約束は6月の27日。

その前後での最安航空券は25日の440ユーロ。

これを逃したら、540ユーロになってしまう。

6月のローマでプラス100ユーロを稼ぐコトは簡単では無い。


男が一度、口に出してしまった約束を反故するなんて…考えただけでも気分が悪い。


何とかして1ユーロでも多く掻き集められるように、自分の演奏に磨きをかけなければ…


そんな思いとは裏腹に空の色は時間が経つに連れ、夜の色とは別に暗黒色へと向かっていった。


早い時間から路上に立てば、その分稼げるんじゃないかという理論的思考が頭の中を駆け巡るが、経験値から言えば、早く行ったからといって稼げるワケではない。

時間、場所、人の流れの3つが組み合わさり、マッチして稼ぐコトが出来る。


焦って早めに出て、何度失敗したコトか。。


自分のスタイルにも要因はある。


ギターと声。


唄うコトも無限に続けられるコトでは無い。


プロのコンサートでもMCを挟んで1時間半が相場といった所。


それ以上、唄うコトは出来るのだけれど、最高のパフォーマンスという観点で考えれば、2時間が限度だろう。

無理矢理やって、ヘタなモノを見せつける程、情けないものは無い。


人間の生の体、限界がある。


誤摩化して6〜8時間が限度、毎日やるとしたら4時間程度。


もっとやりたい、もっとイケるという思いとは、別に身体が付いてこないのがもどかしい。



そんなコトを考えている内に、案の定雨が降ってきた。


打ちつけられる雨の音がキッチンの窓から飛び込んでくる。


時間の経過と共に強くなる雨音、風。


そして、稲光。


すぐ近くにカミナリが落ちた。


轟音で窓ガラスが揺れる。



IMG_6857



こんなに天気が悪いコトはローマに来てから、そうそう無かった。

タイミングの悪い時にキンちゃんとMさんは来ちゃったなぁ。


天気予報では、これからしばらく雨が続くそうだ。


やり場のない焦燥感とやる気だけが空回りしていた。


今日はもう諦めた。

気持ちを切り替えていこう。



そう思いながら夕食の時間になった。


スージーOさんが気持ちを込めて作ってくれた夕食を頂く。


キンちゃんとMさんが居るからと鳥の丸焼きを作ってくれた。



IMG_6919



何もしてないのに豪勢な夕食が並ぶ時は心が少し痛む。


そして、丸焼きにされた鳥を見ると更に。


生きていくというのは、それだけで犠牲が伴う。


首を切られ、羽をむしられた鳥。

その肉を喰らい、自分の身体に取り入れて肉とし、血にする。

直接的に殺したワケでじゃないけど、こういった犠牲の上で自分の命が成り立っている。


生きるというコトは何と残酷な行為なのだろう。


何もしないでも他の命を奪い、糧としていく。


そうは考えても、木の実や木から生る果実のみで生きていく真のヴィーガンになれるかと問われれば、否定するしか無いだろう。


この矛盾、葛藤に悩まされる。


それ自体が贅沢なのか。。


そういう見方もある。


生きとし生きるものの命を奪って、生きながらえる、この人生に意味はあるのか。


その自信が今の俺には未だ無い。


しかし、この考えの上に成り立つ考えで少しでも人の考えに影響を及ぼしてこその生ではないのか…



考え過ぎか…もう止めておこう。



今日はキンちゃんとMさんも揃っての食卓。


2週間の空白を埋めるように、それぞれの話をした。


2人は俺と別れた後、クロアチアのスプリトへ行き、その後ナポリ、ポンペイへと向かったとのコトだ。

そしてローマ。


生憎の雨続きとなりそうだけど、晴れたらガイドしよう。


キッチンの窓から覗ける空は、先程よりも暗くなり、稲光が休むコト無くローマの街をその力で晒していた。


昨日、見た二重に架かる虹と同じ窓から、今日は火花が目の前まで散ってきそうな閃光を見ている。




俺の心もこの窓枠から見える景色と一緒なのかも知れない。

今日…今は晴れているけど、その数時間後には雷鳴が轟き、長く黒い雲に覆われる。

気分屋と片付ければ、それでお終いになるのだろうけど、その3文字では片付けられない何かがいつも心の内面ににこびり付いている。

膜のように薄く透明なモノだけれども、時に厚く黒い、この天気のような雲に覆われ、カミナリが鳴り響く。


全てをコントロールするコトが出来ない。


ある程度の平穏を保つコトが出来たとしても、ある時に急に夏の入道雲のようにやってきて、荒らしていく。


この心の中の天気が一定に保たれる時は来るのだろうか。


まだまだ自分が甘いと思う大きな部分だ。


この黒く長く厚い雲を吹き飛ばした時に平穏に繋がる扉を開くコトが出来るのだろうか。


簡単なコトでは無いのは分かっている。


けど、そこに近付き、ノックをするコトが出来る距離まで近付けるようになろう。


それは自分の努力で何とかなるハズだ。


心の平穏へ続く扉をノックするコトの出来る距離まで。

To Be Continued →

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