Day209 荷物だけ乗せて電車は去っていく。〜世界最古の共和国〜

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Day209 2014.6.5 サンマリノ


フェリーの中はガランとしていた。

広大なスペースに数組の乗客。

船内のお店もレストラン2軒以外全て閉まっていた。


そのおかげで、寝るスペースには困らなかった。

大きなフカフカのソファがたくさんあったので、その中からコンセントに近い位置のものを陣取った。






目を覚ますと船は着岸体制に入っていた。

ヘタなホステルに泊まるよりもグッスリ寝られたな。



さて、ココからどうするか…

予定は変更された。


まぁ、予定なんてモノは崩れるためにあるんだ。

予定通りに物事が進まないとイライラする。

だから、予定は立てない。

予定なんかあるから、上手く進まないんだ…


さて、今日も風に身を任せるか。



そうだ、ココの近くに世界一古い共和国があったぞ。

そこに行ってみるか。


確か、街自体が世界遺産に登録されてて、中世から残る城壁や塔は一見の価値ありって誰かが言ってたな。

何やら武器屋も豊富らしいから、新しい武器でも揃えるか。


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フェリーを降りて電車に乗った。


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情報によるとリミニ駅を出てすぐにあるバーガーキングの近くに、共和国行きの乗車券を捌いている怪しい老婆が居るらしいんだけど…


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あ、あれか…‼︎



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「イヒヒ、共和国までかい??片道か??それとも往復か??イヒヒ…」

「往復のチケットをくれ。」

「イヒヒ、往復でイイんじゃな??ホレ、9ユーロ。イヒヒ…」


共和国行きのチケットを手に入れた。


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「時間までに来るんじゃぞ。イヒヒ…」


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時刻表


昨日の昼から何も食べてなかったので、スーパーへ行って買い出し。

高い…



コーラ飲みたかったけど、ビールのが安かったので、ビールとポテトチップスだけ買って、バスが来るのを待った。


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その内、バスがやって来るとバスを待っていた人たちが押し合いへし合いで、我先にとバスのドアに詰め寄った。


おいおいおいおい、カンベンしてくれよ。
これで乗れないとかなったら…


負けじとドア近辺をキープして、無事乗車。

あとは共和国まで寝てお終いだな。


ゴウゴウとエンジンを唸らせ、山の斜面を登っていく。

グネグネと曲がる山道をヘビのように這って、ようやく到着した。


24カ国目、サンマリノ共和国。

☆サンマリノ共和国(サンマリノきょうわこく、イタリア語: Serenissima Repubblica di San Marino)、通称サンマリノは、イタリア半島の中東部に位置する共和制国家。首都は国名と同じくサンマリノ市。周囲は全てイタリアで、世界で5番目に小さな国(ミニ国家)である。また、現存する世界最古の共和国である。

by wikipedia


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山のてっぺんに作られた街なので、街の中にも高低差がそれなりにある。

10キロ以上の装備を担いで移動すると、すぐに息が切れる。

小まめに休憩しながら、街を見て回る。


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確かに話に聞いていた通り、武器屋の数が異常に多い。(写真撮るの忘れたけど)

日本刀を売っているお店もあった。(写真撮るの忘れたけど)


よし、俺も一振り日本刀拵えるか。


何でも、こんなに武器屋(売っているのは、もちろんレプリカ)が多いのは数々の侵略から逃れたコトに由来してるらしい。


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武器屋と同じく多いのが高級ブランドショップ。(写真撮るの忘れたけど)



周りの国に比べて、税金が低いからサンマリノだったら安く買えるってコトで観光ついでに買って行く人が多いらしい。(写真撮るの忘れたけど)


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2時間半くらいで一通り街の中を見て回ったし、茹だるような暑さと高所のせいで疲れてしまったので、これにて観光終了。


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バス乗り場へ行き、リミニの街へ戻った。

そこから、またフェリー乗り場のあったアンコーナへ。


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そして、電車を乗り継ぐコトに。


ちょうど良い電車の時間が無かったので、近くにあったケバブ屋へ入って時間を潰す。

1時間半ほど作業をしたりブラブラして、ようやく電車がやってきた。


腰掛けていたホームの階段の手すりから降りて電車へ乗り込み、荷物を降ろして席に座った。



あれ……iPhoneが無い………


ウソでしょ……??



いやいや、さっきまで座ってたトコで触ってたから……

そこで落としたか…!!


慌てて電車を降りて、さっき腰掛けていた所へ。


あ、あった!!


良かった……


電車へ戻ろうとすると、目の前で電車のドアが閉まった。


う、うそだろ……30秒も止まってなかっただろ……


おいおいおいおい……


無理矢理こじ開けようとするもダメ。

開かない。


おいおいおいおい……

俺の荷物、全部電車ん中なんだけど!!


いくら力を入れても開かない。



おいおいおいおい……

まさか、このまま走っていくとか無いだ…



ゆっくりと動き出す電車。



うそだろ…冗談じゃないぞ……


あの中にはパソコンも入ってるし、旅の写真のデータが入ったハードディスクもある。

必要なものしか無い。



構わず動き出す電車。



おいおいおいおいおいおいおいおい……



後ろから2番目の車両、1番後ろの操縦席に人がいるかも…!


窓が開いてるッ!!


「オーイッ!!待ってくれ!!俺の荷物がッ!!」


バンバンバン!!


車体を叩くも返事は無い。



徐々にスピードを増していく電車。


それに合わせて走り始めるが、電車のスピードには勝てない。



ホームの端に居た駅員に荷物だけ乗って走ってしまったコトを伝えるも「私は今来た所だから知らない。」と冷たくあしらわれた。




オイオイオイオイオイオイオイオイ……



マジにヘヴィな状況じゃあないか…!



走って、ホーム脇の階段を下って登って、駅構内のインフォメーションに駆け込んだ。



「スイマセンッ!!今の電車、俺の荷物だけ乗せて出発しちゃったんですッ!!ハァハァ…」

「今のヤツか??何番線だ??」

「2番!!ハァハァ…」

「荷物はどんなだ??」

「く、黒いカバンと細々したモノが…ハァハァ…」

「わかった。確認してみるから、少し待ってろ。5分くらいかかると思う。」

「お願いします!」


おぉぉぉぉ、マジでどうしよう…!

あのカバンが無くなったら、本気でヤバいぞ…


手元にあるiPhoneとカメラだけで旅しろって??

で、出来なくもないけどよぉぉぉ、それはカンベンだぜ…ッ!!



頼むッ!!荷物よ、無事であってくれ…ッ!!



5分が本当に長く感じられた。


焦れども焦れども折り返しの電話は来ない。




とぅるるるるるるる…




来たッ!!

頼むッ!!


「何番目の車両だ??」

「後ろから2番目です!」

「後ろだな??」

「そう!」

「進行方向に対して、後ろだな??」

「そうそう!」

「今、確認してるから、もう少し待ってくれ。」




頼むッ!!



長い…待ってる時間が長く感じるッ!!



10分後に電話が再び鳴った。





とぅるるるるるるる…





「あったぞ。」

「良かったぁぁぁ……ありがとう!!ありがとう!!」

「荷物はスタッフが預かってる。ファブリアーノという駅で俺と同じような制服を来た駅員が乗ってくるから、そいつを探して受け取るんだ。いいな??ファブリアーノだ。」

「了解!ファブリアーノ駅だね!」

「そうだ。」

「ありがとう!本当に!!」



良かった……荷物は発見された。



でも、まだ安心出来ない。

中身が全部揃ってるかどうか、自分の目で確かめるまでは。



次の電車を待つため、そこから更に2時間待った。



あぁ荷物よ、無事であってくれ。。



ジプシーとか電車の中で荷物漁りするって、良く聞くからなぁ。。

イタリア、電車内の窃盗も多いらしいし。。



もう何も考えたくない。。






考えても良いコトは浮かんでこないので、その内考えるのをやめた。



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2時間が過ぎ、ようやく次の電車がやってきた。



今度はiPhoneがポケットに入っているコトを確認してから電車に乗り込んだ。




祈った。




頼むッ!!電車よ、俺を早く運んでくれッ!!





電車が止まる度にココはファブリアーノか確認した。



それを繰り返すコト、2時間。




電車は止まり、ようやくファブリアーノに着いたらしい。


それと同時に警察官が数人、車内に乗り込んで自分の前の席に座っていた人たちと何か言い争い始めた。




そんなやり取りなんかより、俺の荷物、俺の荷物は無事なのか…ッ??




1番後ろの車両から前に向かって、進んでいった。



しかし、車両をいくつ跨いでも、それらしきスタッフは見当たらない。




う、うそだろ……



次が最後の車両だぞ…




最後の車両の扉を開けると1番前の席に制服を来た人が座っていた。



「すみません、荷物を預かってもらってると思うんですけど…」

「これかい??」

「そうです、そうです!!」



あった…!!


俺の荷物だッ!!




中を確認すると、どうやら全部あるよう。


良かった……ホント良かった……



安堵の溜め息をついて、座席に座り込んだ。



あぁ…こんなトラブル、もう要らねぇ。。




そのまま電車に乗り続け、電車は終点に止まった。



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ふむ……TERMINI……



慣れた様子でバスに乗り、メールで送られてきた住所に向かった。



ジリリリリリリリ…


「お、帰ってきたね!おかえり!!ニッ」

「おかえりなさい!!」シャリ

To Be Continued →

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