Day205 オレはオレだけの道を進むぜ

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Day205 2014.6.1 ソフィア〜ベオグラード


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ソフィアからバスで抜けて、セルビアのベオグラードへ。


これで何回目の国境越えだろう。


ソフィアからベオグラードへ行くバスに乗る人は少なかった。


途中、休憩したサービスエリアは簡素なモノでレストランが2軒あるだけ。


大体サービスエリアにあるレストランは高いし、何より国が変われば通貨も変わるので、また一文無しの俺には関係ない。


同じバスの乗客がレストランで時間を潰しているのを横目に外の柵に腰を掛けて空を眺めていた。




バスは順調に進み、セルビアのベオグラードへ到着した。


22ヶ国目。


これが多いのか少ないのか。。


世界の国の数から見れば、まだまだ少ないよな。



ブルガリアとセルビアの国境で見た空とは打って変わって、ベオグラードの空は雲に暑く覆われていた。


初めての良く分からない場所でバスを降ろされると、すぐにタクシーの呼び込みが声を掛けてきた。


タクシーなんて使わないよ……


あっ!!帽子が無い!!


モロッコで買って一緒に旅してきたベルベル帽が無いッ!!


ウソだろ??

アイツのおかげでバスキングも頑張れたのに。

アレを失ったら、自信みたいなヤツもどっかに行っちまう…ッ!!

バスはすぐに出発してしまい、もうその姿は街の中に消えてしまっていた。


荷物を担いで、急いでバスが消えていった方向に走った。


もちろん、バスは既に姿を消してしまっているので、追いつけるワケがない。


それでも、諦めたくない気持ちが強かった。



周囲には遠距離用のバスが停車している。


この中にさっきのバスがあってくれ…


右を見て左を見て、キョロキョロと挙動不審な動きをしながら駆け回った。


バスの整備場があったので、そこに入り込んで、乗ってきたバスを探した。


が、見つからず。。


もう諦めるしか無いのか。。


手元には乗ってきたバスのチケットがあった。


ダメ元で整備場に居たおじさんに聞いてみた。


案の定、英語は伝わらず。。


しかし、おじさんが何か言いながら俺の背後を指差している。


「ソフィア、ベオグラード、テルミナル。」


そうじゃない、これは乗ってきたバスチケットなんだ。。

肩を落とした。。


「ソフィア、ベオグラード、テルミナル。」


………そうか!


そこのターミナルへ行けば、ソフィア〜ベオグラードのバスターミナルがあるから、居るかもってコトか!


「ありがとう!行ってみるよ!」


おじさんは笑顔でコチラに向かって、親指を立てた。


そこからは夢中で走った。

だいぶ遠くまで来てしまったらしい。


頼むッ!!


バスよ、俺を待っていてくれッ!!




息を切らしながらバスターミナルに駆け込むと、そこには見覚えのあるバスとドライバーが立っていた。


「すみません!荷物を忘れたんですけど!見ていいですか??構いませんねッ!!」

急いで彼らにそう告げ、バスの中に乗り込み、自分の座っていた席の頭上にある荷物置きを見た。



良かった。


あった…!!



バスを降りて、ドライバーに笑顔で帽子があったコトを伝えた。


「おぉ、良かったな!ココまで良く探しにきたな!クレイジーなジャパニーズだぜ!」

「俺もそう思うよ!」


無我夢中で走ったおかげで体力を消費したのか、見つけた安堵から緊張の糸が切れたのかベンチを見つけるとへたり込むように座り込んだ。



しばし、バスターミナルで休憩をした後、ターミナルの中にあるチケットカウンターへ寄って、クロアチアザグレブ行きのバスの値段と時間を調べた。


22:40発のバスが今夜あるらしい。


ちょうどイイな。


今夜、そのバスでクロアチアのザグレブに行こう。


話を聞く限り、ベオグラードも何日もいる場所じゃないらしい。



バスターミナルを後にし、行く当ても無く歩き出した。



知らない街に来たら、まずは地図を手に入れたい。


地図を入手するには、iPhoneのマップ、ツーリストインフォへ行く、そしてホテルのレセプションでもらう。

この3つが妥当な方法だろう。


iPhoneは残念ながらセルビアのSIMもwi-fiも近くに無いので、ダメ。

ツーリストインフォの看板も無いので、辿り着けない。

となると近くのホテルに飛び込みか…


お、ちょうどあった。


中に入るとレセプションに人が居た。

「お前は中国人か??」と訝しげに話しかけられたが、「日本人だよ。」と答え、事情を話すと快く地図をくれた。


相変わらず、中国人はドコの国でも嫌われてるんだなぁ。。

何でそこまで嫌われるんだろう??

日本人で良かったと思うと同時に先人に感謝せねばなと改めて思った。



さて、地図も手に入ったコトだし、ドコへ行くか。


センターか城跡に行くか…


城跡方面にツーリストインフォもあるし、とりあえず、城跡かな。


手持ちの地図を頼りに城跡方面へ歩いて行くと何やら華やかな集団が。。


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結婚式の記念撮影か。

みんな楽しそうで幸せそうで見てて、こっちもハッピーな気分になったよ。


少し距離を置いて、見させてもらってると「お前も来い!」と言われて、なぜか一緒に写真撮影するコトに…!


「いいか、1、2、3でジャンプだぞ!!」

「1、2、3!!よし、もう1回!!」


何回一緒にジャンプしたかな…15キロ近い荷物を背負ってのジャンプは正直キツかったけど、楽しかった!


ココでも日本人だと言うとすごく良くしてくれて、道を教えてもらったり、ジョーダンなんか言い合って面白かった。


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坂道をひーこら言いながら登っているとようやく城跡らしき場所に辿り着いた。


ベオグラードフォートレス。


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Game of Thronesのイベントやってたみたいで、中世のコスプレ集団がたくさん!



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城跡の上にはたくさんの人が居て、地元の人たちの憩いの場になっているみたい。

ココからはドナウ川が見える。

この川の上流にある国も何ヶ国か行ったんだな。

そこと全部繋がってるのか。

オーストリア、チェコ、ハンガリー、ドイツ…

そこで会ったみんなは元気にしてるのかな??


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ココでも結婚式の撮影。

みんな楽しそうで幸せそう。


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ベオグラードフォートレスを後にして、街の中心部へ向かった。

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ベオグラードの中心部はソフィアに比べて活気があった。

若者が道に溢れ、笑顔や笑い声が通りに響いている。

ソフィアの街では見なかった光景だな。

ソフィアの街はお店から流れる音楽すら聞こえなかった。


ベオグラードは良い意味で想像を裏切ってくれたな。


という所で、雨が降ってきてしまった。


前が見えない程の土砂降り。


近くに良い感じのアイリッシュパブがあったので、ビール1杯いくらか分かんないけど、そこに逃げ込んだ。


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ビール1杯220円。

wi-fiがあったので、そこで作業して天気の回復を待った。

作業を終えて、ベオグラードについて調べもの。。



何だか待ち切れずにお店を飛び出した。

雨脚が弱まってきて、外を歩く時には止んでくれた。



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あとベオグラードで見る所と言えば、NATOの空爆跡地か。


1999年にNATOによる空爆の跡地が手つかずで、そのまま残っているとのコトだ。

その理由は15年前の惨劇を後世に伝えるためとか、ビルのオーナーが消えてそのまま放置されているだとか、建設会社が倒産してそのまま放置されているとか諸説あるらしい。


そこを見にベオグラードに来たと言っても過言ではない。

けど、さっきパブで調べものをした時にも空爆跡地についての詳しい場所というのは見つけるコトが出来なかった。


コレを見ずにベオグラードを去るのは不本意だけど、そろそろバスの時間もあるからバスターミナルに向かわなければ。


残念だけど、仕方ないか。


バスターミナルに向けて足を進めると忽然と姿を現したかのように目の前に崩れかけた建物が目に飛び込んできた。

そこだけ時が止まったかのように半壊のまま放置されている建物。

そう、NATOの空爆跡地。


崩れかけた部分が歩道にせり出しており、レンガや建物の一部が落下するのを防ぐために足場やネットが張られていたけど、それ以外はほぼそのままの状態。


運命って言葉を容易に使うのは好きじゃないけど、これは俺に見ておけと何かが言っているような気がした。


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そこにはリアル、現実が確かにあった。

教科書や人の話からでは学べられないモノ。


実際に自分の目で見て、肌で感じるからこそ学べるもの。


人間の五感なんて人それぞれ。

何が正解かって言われれば、自分の目で見て肌で感じたモノが正解なんだ。


自分以外の人が感じるモノは正解なんかじゃあない。

正確に言えば、世の中で言う正解なんて大多数のマスが作り上げた統計学上の正解。


そんなモノに惑わされずに自分が感じたモノを信じればいい。



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バスの時間も迫ってきたので、バスターミナルへ向かった。

バスに乗る前に何か食べておこうと、バスターミナルの近くで見つけた路面店なんだけど、ココがまじで美味かった。


これだって、そう。

路面店なんて、美味しくないのが当たり前。

でも、いざ食ってみたらハンパなく美味かった。


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チェバプチチっていう棒状にしたハンバーグをケバブみたいに野菜と一緒にピタパンで挟んだものなんだけど、今までで食ったB級グルメの中ではダントツかも…!

ヘタしたら、どこぞの高級店のメシより美味いかも。。



バスターミナルの近くにあるので、ベオグラードに行ったら、寄ってみて欲しいな。

ピンクパンサーって名前だったから、すぐ見つけられると思う。

店員のお兄ちゃんもとっても気さくで面白かった。



これも結局は美味しいかどうか人それぞれなんだけどね。



さて、次の街はどんな場所かな。



今、こうやって世界のあちこちに行って色んなモノを感じられるコトに感謝している。

色んなモノを見て聞いて感じて、自分のモノにしていく。

これが如何に幸せなコトかってのも良く分かってる。


多くの人が同じコトをしたいと望んでるけど、みんながみんな出来るワケじゃない。


やれば誰にでも出来るコトなんだけど、あと一歩踏み出すのを躊躇っている人が多いと思う。


そのあと一歩に足りないのは勇気か何か…


俺の場合は無謀や無茶って言葉がしっくり来るけど。



今の俺がこうなったのは小さな結果や逆らえない何かの積み重ねだと思ってるけど、こういう風にしようという考え方に育てて(しまった)くれた親には感謝するよ。



人の感性なんて人それぞれだし、違ってるのが当たり前なんだから大多数に無理して合わせなくてもイイんじゃないかな??

大多数と自分を比較するのもイイかもしれないけど、結局自分を見失っちゃったりするんだよね。


人と違うくらいが今のご時世イイのかもしれないし。

人の言う当たり前や正解なんて信用出来ないよ。


何を見て自分がどう感じるかが大事なんだと思う。


結局、他人は他人。

自分は自分。


大多数の他人の中で自分を見失わずに自分には何が出来るか、自分の存在価値は何なのかっていうのを忘れないようにしないと。

気付いた時には流れに流されて、自分が居なくなってるかもしれない。


そんな風になるくらいなら、道を外れようが迂回しようが、俺はもう少し俺だけの道を進んでみたいね。

To Be Continued →


NATO空爆跡地

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