Day1427 2017.10.5 東京 池袋
今回も完全に自己満の記事ですよ!!
そう、先日もお話した通り、ワタクシ“男はつらいよ”にすっかりハマってしまいまして、その中でも寅さんこと車寅次郎が路上でモノを売ったり、易を見たりする時に発する啖呵売・口上に魅せられてしまったんですね。
というワケで今回は寅さんの啖呵売・口上をまとめてみるコトにしました!
49作品も見ていれば、勝手に覚えてしまって口からスルスルと出てくるものもあれば、何だったっけ??と思い出せないものもあるので、備忘録も兼ねてまとめていきます!
角は一流デパートの赤木屋、白木屋、黒木屋さんで紅白粉つけたお姉ちゃんにください、ちょうだいで頂きますと五千は六千、六千は七千、七千は八千は下らないこの代物。しかし、それだけくださいとは言わない。なぜなら、このブログを読んでくれている皆さんが好きだから。しかし、タダでと言うワケにはいかない。故郷に腹を空かせた女房、子供が待っているから。
並んだ数字がまず一つ。物の始まりが”一”ならば国の始まりが大和の国、島の始まりが淡路島、泥棒の始まりが石川の五右衛門なら、助平の始まりが小平の義雄っての。
続いた数字が”二”。兄さん寄ってらっしゃいは吉原のカブ。仁吉が通る東海道、日光結構東照宮、憎まれ小僧世にはばかる。仁木の弾正、お芝居の上での憎まれ役。憎まれ小僧が出来ちゃいけねぇってんで、教育資料の一端としてお売りいたしましょう。
続いた数字が”三”。産で死んだが三島のお仙、お仙ばかりが女ごじゃないよ。昔、京都は極楽寺坂の門前でかの有名な 小野小町が三日三晩飲まず食わずで野たれ死んだのが三十三。とかく三という数字はあやが悪い。三三六歩で引け目が無いよと。
続いた数字が”四”つ。四谷赤坂麹町チャラチャラ流れる御茶ノ水。粋な姐ちゃん立ちションベン。白く咲いたか百合の花、四角四面は豆腐屋の娘、色は白いが水臭い。
一度変われば二度変わる三度変われば四度変わる、淀の川瀬の水車、誰を待つやらくるくると。
“五”本ゴホンと波さんが、磯の浜辺で「ねぇあなた、あたしゃあなたの妻じゃもの、妻は妻でも”阪妻よ”」ときやがった。
続いた数字が”六”つ。昔、武士の位を禄という後藤又兵衛が槍一本で六万石。ロクでもないガキが出来ちゃあいけないと言うんで教育資料の一端としてお負けしましょう。どう!
“七”つ長野の善光寺、”八”つ谷中の奥寺で、竹の柱に茅の屋根、手鍋下げてもわしゃいとやせぬ。信州信濃の新ソバよりも、あたしゃあなたの傍が良い。あなた百までわしゃ九十九まで、共にシラミのたかるまでときやがった!
これで買い手が無かったらあたし、浅野匠頭じゃないけど腹切ったつもり。ダメか?
以下は地口になるのかな??
たいしたもんだよ蛙のションベン見上げたもんだよ屋根屋のふんどしってね。
やけのやんぱち、日焼けのなすび。色が黒くて食いつきたいが、わたしゃ入れ歯で歯が立たないよときたもんだ。
結構毛だらけ猫灰だらけ、お尻の周りはクソだらけ。
テキ屋殺すにゃ刃物はいらぬ、雨の三日も降ればいい。
寅さんの口から発せられるコレらの言葉たちは啖呵売と言われるだけあって、リズミカルでその場その場でお客さんを魅了する力がある。
そこにオレも惹かれてしまったんだなぁ。
今回は啖呵売・売り口上だけだけど、他にも作品中にはたくさんの名ゼリフや珍ゼリフがある。
寅さんらしい素ですっとぼけた面白い言葉から、何だかジ〜ンと来てしまような言葉まで。
また機会があったら、まとめてみようかな??
To Be Continued →
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