Day1058 立入禁止区域!!チェルノブイリ10km圏内まで行ってみた。

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Day1058 2016.10.1 キエフ8日目


今日は待ちに待ったチェルノブイリツアーに行きますよ!!

朝6:45に起床して支度を済ませ、昨日チェックしておいた集合場所へ。

独立広場のマクドナルドから2つ右隣りのホテル前に集合時間8:00前に到着。

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事前にツアー会社に連絡して、当日その場で残金をデビットカードで払いたいとの旨を伝えておいたので、スムーズに受付完了。

注意事項などを書いた紙とツアー参加のブレスレットをもらってバンへ。

走り出すとガイドさんからの説明を受け、チェルノブイリに関するビデオが上映されます。

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途中からチェルノブイリで撮影したバンドのPVなどが始まったので、前日寝れなかった分を睡眠にあてるコトに。。

1時間ほど走って、途中のコーヒー休憩。

ココがチェルノブイリに行く最後のトイレや食料を購入するポイント。

そこから約2時間でチェルノブイリ原発から30km圏内へ入るチェックポイントに到着。

全員バンを降りて、パスポートチェック。

今日は土曜というコトで普段以上の人数が来ていたそう。

平日なら、今日の1/3以下だそう。

土日の方がツアー料金安いから殺到するのかな。。

無事にパスポートチェックを済ませて、30km圏内へ…

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この先が立ち入り禁止区域なのか。。

何がある…というワケでは無いけど、何だかドキドキ。。

あるのは放射能…かな。。

30km圏内に入り、バンに再び乗り込み、すぐ近くの廃村へ。

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30年前までココで普通に人が暮らしていた。

でも、今はただの廃墟。

そう考えると今自分の…いや、日本で住んでいた場所が一瞬の事故で、こう言った廃墟になってしまうのか…と想像してしまった。

再びバンに乗り込み、次のポイントへ。

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ココには教会があり、チェルノブイリで生活していた人はココで結婚式を挙げるというのが日常だったそうだ。

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元々は飼われていたであろう牛が野良になって歩いている。

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彼らはココでずっと生きているのだろう。。

飼われていた存在から、自由になった気分はどういったものだろう。。

その自由の周りには、また別の問題があるのだけど、彼らはそれに気づいているのだろうか。。

バンに乗って、少し移動した先にあったのはレーニン像。

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旧共産党圏内にはドコに行ってもレーニンがいる。

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その先に現れたのが、モニュメントの数々。

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日本の折り紙をモチーフにしたものらしい。

そして、Fukushima。

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Hiroshimaもあった。

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同じ核の被害にあった街。

それぞれ、どのような道を進んで行くのか。。

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道を歩いていった先に現れたのはこの辺りを象徴するモニュメント。

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この天使が吹くラッパの意味とは。。

聖書の中のように、これから暗示する災いでなければイイのだけど。。

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車の中から原発処理に従事した人たちのモニュメントを見て、昼休憩へ。

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このボルシチがウクライナに来てから1番美味しかったな。

豚肉のステーキはイマイチだったけど、お腹がはち切れそうになるくらいのボリュームだった。

昼休憩を済ませて、次のポイントへ。

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この怪しい看板の先には長年に秘密にされていたモノがある。

冷戦時代に活躍していたモノだそうだ。

そして、この看板も実は偽りの文言を書いてある。

誰も知らない、知られてはいけないモノ。

それは、ミサイルを探知するための巨大なレーダー。

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アメリカから発射されたミサイルは30分でココまで飛んでくる。

その間に迎撃するなり、市民を避難させるなり何とかしなくてはいけない。

そのミサイルを探知するレーダーがコレ。

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めちゃくちゃ巨大。

アメリカで発射されたミサイルを5分後には探知出来るんだと。

そして、着弾するまでの間に対策を考えたんだそう。

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ココは最近まで秘密にされていた場所。

こんな巨大なものがヒッソリと誰にも知られずに存在していたなんて、情報が管理されていたんだろうな。。

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ガイドさんが次に連れて行ってくれたのはホットスポット

放射能が多く存在する場所。

現在、チェルノブイリ自体の汚染量はキエフや近隣の都市に比べて少ないという状況なんだけど、やっぱり場所によっては高い放射線量の場所もあるんだそう。

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10.02マイクロシーベルト。

かなり高い放射線数値だ。

その先にある幼稚園も案内してくれた。

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置き去りにされたベッド、おもちゃたち。。

どう考えたらイイんだろう。。

バンは更に原発事故の中心地へと向かって走った。

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原発事故10km圏内へと足を踏み入れた。

この先にも1つの町があったそうだ。

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ホテルやジム、スーパー、娯楽施設があった町の中心部。

今では、すっかり草木が覆って、その影は薄い。

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その裏手には、今では面影のほとんど無い遊園地の影が残っていた。

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ココもかつては人が集まり、笑い声や家族の温かい気持ちで溢れていた場所だと想像すると目の前にある現状が悲しく冷たかった。

遊園地の先にあったのは競技場。

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これが観客席で陸上のトラックだったなんて、ガイドさんに言われても想像するのが難しかった。

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飛び込みのプールもこんな状態。

競技にいそしむ人がいた30年前と今。

どれだけ変わってしまったんだろう。。

そして、次に向かったのは学校。

今回1番見たかった場所だ。

もうツアーの時間も終わりに差し迫っていたのでガイドさんに尋ねたところ、次に向かうというコトで安心した。

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この床に落ちているものが何か分かりますか??

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全部ガスマスク。

ソビエト時代には学校にガスマスクが配置されるのが当たり前なのだったと。

ガスマスクが配備されなかった我々は、どれだけ安全な場所に住んでいたんだろう。

そんなコト、考えたコト…あっただろうか。。

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学校はまだまだ続く。

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オレたちが知っている音楽室、家庭科室、理科室はこんなだったか…??

自分の教室も。

コレは学校だけど、自分の家がこの状況になるコトを想像出来るか??

いろんな感情が巻き上がって胸の中を詰まらせてきた。

今回はツアーだったから、滞在時間が短かったけど、もっともっと見て感じて自分と向き合って考えたい場所だった。

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最強のホットスポットは38マイクロシーベルト超え。

放射能は水に溶けやすい。

だから、雨に溶けやすい。

雨に溶けた放射能に汚染された水を樹木が吸う。

樹木の近くはやっぱり放射能が高いんだと。

オレらは一体、これからどうなっていくんだろう。

教科書には載ってない筋書きを。

30年経っても見えないドラマを。

福島の事故は5年前。

30年経ったチェルノブイリも未だ彷徨ってる。

これからどうなっていくんだ。

目に見えない放射能という味方であった敵。

チェルノブイリという惨状を見た今でも、確かなコトをオレは言えない。

ただ、実際に足を運んで見たモノというのは、オレの中の感情を揺さぶり動かした。

今後のチェルノブイリのために…

福島のために…

何をするのかという問いを改めて自分自身に対して問うきっかけとなった。

生半可な気持ちでな何もできないし、中途半端な気持ちで何かをするというのも失礼になるかもしれない。

でも、自分が良いと思ったコトを行動に移して、波風を立てるのが石になって動かないよりかはマシなのかもしれないと思った。

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このまま固まってしまうか、動き回って波風を立てるか、行き先は1つしか無いのかもしれない。

バンに乗り込んでチェルノブイリを後にした。

キエフまでの道中、いろんなコトで頭を悩ましたけれど、今自分に出来るコト、やれるコトは何なのか、まずは見直してみないといけないんだな。。

今日は、とても有意義な時間になった。

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To Be Continued →

ツアー…99ドル
洗濯…30フリブニャ
雑費…25.1フリブニャ
合計…55.1フリブニャ+99ドル(約10,450円)

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